株式会社エイトノットは、2022年6月29日、規制等の事業障壁や新たなルールメイクにチャレンジする事業を支援する広島県「“サキガケ”プロジェクト実証実験実施業務」へ採択され、今秋、広島港周辺海域において、自律航行小型EV船を用いた水上タクシー向け先行技術実装を実施決定。
船舶業界では、技術導入の遅れによる事故、就業者の高齢化による人材不足、業界の全体的な経営難などの課題が生じている。エイトノットはロボティクスとAIの専門家集団として、小型船向け自律航行技術の社会実装を通じて、船舶乗組員のサポートや省力化、安全性の向上、コストの最適化を実現し、社会課題の解決を目指している。
今回の実証実験では、船舶の完全無人航行の実現において、手動での操船などの面で法的なハードルがあるため、瀬戸内海、広島県において自律航行船の遠隔、無人運航の社会実装に向け必要な規制緩和に向けた取り組みのほか、利用者のニーズ深堀りと社会実装に向けた環境調査も行ない、瀬戸内海広域をカバーするサービスとなるよう開発を進める予定だ。
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