日本のユーザー待望のFeliCa&防水に対応! 「moto g52j 5G」のリアルな使用感をチェック
明るい場所での撮影画質は良好だが……
リアカメラは3眼で、メイン(約5000万画素/F1.8)+超広角(約800万画素/F2.2)+マクロ(約200万画素/F2.3)という構成。超広角カメラは深度センサーを兼ねていて、背景をぼかしたポートレートを撮ることもできます。
メイン(広角)と超広角は「3万円台のスマホのわりにはキレイに撮れる」と思ったのが本音。初期設定でAI(ショット最適化)がオンになっていて、そのまま撮影したところ、明るくナチュラルな色合いで写りました。モトローラ独自の多彩な撮影モードも搭載されていて、SNS映えしそうな写真を撮ることもできます。
ただし、暗い場所での撮影画質は今ひとつという印象。「ナイトビジョン」モードで撮影すると、そこそこ明るく写るものの、画質は粗くなりました。また、被写体から4cmほどの距離に近づける「マクロ」モードは、ピントが合っていることを確認しづらく、AIによる最適化が効かないのか、リアルすぎるというか、映えない色で写る傾向がありました。メインカメラのほうが断然キレイに撮れるので、メインカメラで撮って、一部を切り出したほうがいいでしょう。
モトローラならではの便利機能を継承
モトローラのスマホは「Motoアクション」という独自機能を備えています。moto g52j 5Gにも、本体を持った手首を2回捻るとカメラを起動できたり、2回振るとライトを点灯できたりする、おなじみの機能が継承されています。3本の指で画面を押してスクショが撮れたり、画面の中央あたりを往復するようにスワイプすると画面を分割できたりと、操作方法を覚えると、よりスピーディーに操作できるようになること請け合いです。
画面デザインを細かくカスタマイズできる機能も搭載。長く使い続けて、飽きてきたときに気分を変えられそうです。
【まとめ】日本仕様を実現しつつ
競合モデルよりも安く買える
従来から「moto g」シリーズはコスパに優れたモデルが多く、モトローラの売れ筋でした。しかし、おサイフケータイと防水に対応していないことが弱点で、それゆえに購入を見送ったという人も少なくないのでは?
moto g52j 5Gは、ようやく日本の多くのユーザーが求める“全部入り”を実現したモデルです。eSIMへの対応、イヤホンジャック、microSDカードなど、ユーザーによっては欠かせないであろう細かいニーズにも対応しています。パフォーマンスを重視する人を除けば、これといった不満を抱かずに使えそうです。
今夏のSIMフリースマホ市場は、Snapdragon 695 5Gを搭載したモデルが注目を集めそうです。moto g52j 5Gと競合するのは、シャオミの「Redmi Note 11 Pro 5G」とOPPOの「OPPO Reno7 A」ですが、2022年6月現在の価格はどちらも4万4800円。moto g52j 5Gは、それらよりも5000円安く買えることが大きな優位性と言えるでしょう。
モトローラ「moto g52j 5G」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.8型液晶(20.3:9)120Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2460 |
サイズ | 約76.8×171×9.1mm |
重量 | 約206g |
CPU | Snapdragon 695 5G 2.2GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 11 |
対応バンド | 5G NR:n3/28/77/78 LTE:1/2/3/8/18/19/28/38/41/42 W-CDMA:1/2/5/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約5000万画素 +約800万画素(超広角&深度) +約200万画素(マクロ) イン:約1300万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh(15W対応) |
生体認証 | ○(側面指紋、顔) |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | インクブラック、パールホワイト |
価格 | 3万9800円 |
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