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ソニーがゲーミング市場に参入、新ブランド「INZONE」

2022年06月29日 10時00分更新

高画質とゲーミングスペックの両立を図る

 色域はM9がDCI-P3比95%、M3がsRGB比99%というスペック。10.7億色の色深度を持ち、M9はVESAの“HDR 600”、M3は“HDR 400”規格に対応する。応答速度は1msで、NVIDIA G-Syncや可変リフレッシュレート(VRR)に対応する。暗部を持ち上げて暗い部分の視認性を上げる“ブラックイコライザー機能”のほか、クロスヘアやフレームレートの表示に対応するなどゲーミングディスプレーらしい機能も持っている。

背面から見たところ。ケーブルマネージメントの美しさに加え、端子類のシルクも見やすい位置に配置しており、抜き差ししやすそうだ。

 また、快適性を高めるためのPC向けユーティリティ「INZONE Hub」も付属。PCからの操作で簡単に設定を決められ、ゲームタイトル別に画質モードを変える設定もできる。また、オートKVMスイッチも装備しており、USB Type-B/Cケーブルを利用し、複数機器でキーボードやマウスを共用できる。自動接続にも対応。例えば、デスクトップPCとノートPCの2台を接続している場合、立ち上げたほうのPCに自動でキーボードとマウスを接続する。

INZONE Hubの画面。起動するゲームに合わせて画質設定のプロファイルを変えることができる。

KVMはディスプレーを介して、2台の機器間でキーボードやマウスを共有できる機能だ。

 背面端子は、DisplayPort 1.4、HDMI 2.1、USB Type-Cなどの映像入力に対応した端子のほか、USBハブ機能も装備。USB Type-A(ダウンストリーム)×3、USB Type-B(アップストリーム)を持つ。音声出力は3.5mmのヘッドホンジャックと2W+2Wのステレオスピーカーを装備している。背面ライティングは13色に設定できる。

端子部。なおスタンドを取り外せる。10cm角のVESA規格対応で、アームに取り付けることも可能。

印象的な背面ライティング。

色は13色+消灯できる。

 特徴あるデザインのスタンド部は、46~116mmの高さ調節と0~20度の傾き(チルト)調節に対応。ケーブルマネージメントにも配慮した作りで、背面からでも端子が目立たないすっきりと見える構造とした。三脚式のスタンドにはキーボードを立てかけたり、マウスを下に置けたりする実用性もある。

高さ調整

すっきりとしたケーブルマネージメントが可能。

 本体サイズは約61.5×47.9×24.8cm、重量は約6.8kg(スタンド付き)

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