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M2搭載で10万円台! コスパ最高な13インチMacBook Proレビュー

2022年06月22日 22時00分更新

明るく高精細なRetinaディスプレイ。Apple TV+のコンテンツも高画質に再現する

ナチュラルなRetinaディスプレイの画質
空間オーディオやハイレゾ再生に入り込める

 エンターテインメント再生もチェックした。13インチMacBook ProのRetinaディスプレイは500nitsの輝度、アップルのDisplay P3色空間をカバーする広色域表示をサポートする。発色やコントラスト再現がとても自然なので、映像が描き出す奥行き感に違和感なく入り込める。

 Apple TV+のオリジナルコンテンツなど、HDRに対応する映像コンテンツのリアリティを一歩踏み込んで追求するならば、最高1600nitsのピーク輝度性能を誇るLiquid Retina XDRディスプレイ搭載の14インチ/16インチMacBook Proの購入を狙いたい。

Magic Keyboardのとなりにサウンドシステムの音が出力される開口部を配置している

 本体に内蔵するスピーカーは、Apple TV+などで配信されている空間オーディオコンテンツによる立体サラウンド再生に対応する。MacBookから1メートル前後離れたポジションで、サラウンド音声に心地よく包まれるデスクトップシアターが楽しめた。夜間などスピーカーで大きな音が出しにくい時間帯には、AirPodsによる空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング体験を選択する手もある。ステレオ音源の空間化も活用したい。

AirPodsシリーズとの組み合わせにより、ステレオ音源の空間化再生も楽しめる

 M2搭載MacBook Proは有線ヘッドホンリスニングのパフォーマンスが前機種から向上している。3.5mmヘッドホンジャックに接続したデバイスの電気抵抗値を検知する機能を載せて、有線ヘッドホン・イヤホン、またはパワードスピーカーなどデバイスに合わせて出力電圧を自動調整する。

インピーダンスの値は600Ω。ベイヤーダイナミックの高音質ヘッドホン「T1 2nd」も軽々と鳴らせる

 ヘッドホンのインピーダンスは、150オームをしきい値として最大出力電圧を切り換える仕様だ。筆者が所有するヘッドホンの中でも特に高インピーダンスな600オームのベイヤーダイナミック「T1 2nd Generation」、あるいは300オームのゼンハイザー「HD 820」も、MacBook Proのヘッドホン出力に直接接続して力強く鳴らせた。MacBook Proが内蔵するDAコンバーターは最大96kHz/24bit対応なので、Apple Musicのハイレゾロスレス再生を最も手軽に楽しめる環境としてもおすすめだ。

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