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M2搭載で10万円台! コスパ最高な13インチMacBook Proレビュー

2022年06月22日 22時00分更新

立ち上げているアプリケーションに応じた操作メニューを表示する、カラー有機EL搭載「Touch Bar」

やはり魅力的なTouch Bar。メディアエンジンのメリットも大きい

 今回はSSDストレージの容量が256GB、カラーはスペースグレイ、8GBユニファイドメモリを搭載する標準仕様の13.3インチMacBook Proを試した。

 M1搭載MacBook Proと同じバックライトを搭載するMagic Keyboardは、相変わらずタイピング感が安定していて心地よい。13インチMacBook Proにはタッチ操作に対応する有機ELによる独自のユーザーインターフェース「Touch Bar」もある。

快適な操作感を実現したMagic Keyboardとトラックパッド

 Touch Barに最適化されたアプリケーションを起動すると、物理ファンクションキーの位置にそのアプリのメニューに素速くアクセスできるアイコンが並ぶ。マウスやトラックパッドによる操作をショートカットできるため、操作に慣れると物理ファンクションキーへの後戻りが難しくなる。Touch Barはやはり魅力的なインターフェースであると思う。13インチMacBook Proに継続搭載されることを知って安堵した方も少なくないだろう。

 アプリケーションの動作はとても快適だ。Adobe LightroomによるRAW現像もサクサクとこなせる。13インチのM2搭載MacBook Proにも、動画ファイルの処理に特化するメディアエンジンが搭載された。上位の14インチ/16インチのMacBook Proから採用が始まったメディアエンジンは、新しいM2搭載MacBook Airにもこの夏から広がる。

iPhoneで撮影した動画から約10分のファイルを作成。iMovieによる書き出し時間を確かめた

 iPhoneで撮影した複数の4K/HDR/60pの動画ファイルを計10分ほどの長さにiMovieで編集後、テロップや簡単なエフェクトを追加。ProRes品質で書き出した。メディアエンジンのないM1搭載MacBook Airと並べて比較してみたところ、M2 Proは「3分21秒」で書き出せたが、M1 Airは約2倍の「6分41秒」を処理に要した。これからMacBookを動画製作のため頻繁に使う予定があるならば、M2を搭載するMacBook ProかMacBook Airに買い換える価値が大いにあると思う。

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