相手プレイヤーとは直接対決はもちろん、ときには共闘することも!?
対戦型PvE『エグゾプライマル』開発者インタビュー、大量の恐竜から襲われる絶望感やなぎ倒す気持ちよさを味わってほしい! プレイごとに変わるミッションにも注目
カプコンがPlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam向けに手掛ける、オンライン専用のチーム対戦型マッシヴアクション『エグゾプライマル』。「恐竜災害」とよばれる、突如出現する恐竜の群れによって街や人々が襲撃される事象が世界各地で発生し、その対抗策として開発された最新鋭パワードスーツ「エグゾスーツ」を身にまとい、人々を守ることになる。
現在鋭意開発中という本作は、大量の恐竜と戦うという点、新世代AI「リヴァイアサン」から出るミッションをいち早くクリアすることで勝利となる対戦型PvEという点、数種類あり役割が異なるエグゾスーツを選択して戦うという点くらいしか現段階ではわかっておらず、まだまだ謎が多い本作。そこで今回は、『エグゾプライマル』のディレクターをつとめる平岡 拓朗氏にメールインタビューを実施。本作の気になる点を聞いてみた。
今までになかったアクションの“気持ちよさ”をコンセプトに
最初に思い浮かんだのは大量の恐竜だった
──エグゾプライマルは、どのようなゲームを作ろうということで、開発に至ったのでしょうか 開発の前段があれば教えてください
平岡 拓朗氏(以下平岡氏):初期構想の段階で「過去のカプコンのゲームにはなかったアクションの気持ちよさに挑戦したい」という思いがありました。『モンスターハンター』シリーズのような、強大な1体のモンスターと対峙するようなゲームではなく、数多の敵とぶつかり合い、打破する気持ちよさを追求したとき、新しいIPの魅力と可能性が生まれるのではないかと考えました。さらにその「圧倒的な数の敵を少数で打破する気持ちよさ」を、オンラインを介して仲間と共有するユーザーの姿を想像したときに、それが“新規IPとしてのコンセプトになる”という確信になりました。
また、最初にアイデアとして存在していたのは「恐竜」でした。歴史上最強であろう生物である恐竜の脅威を、さらにその恐竜が数千、数万という数で襲い掛かってくる絶望的な状況をゲーム中で体験できたら、今まで見たことのない迫力を生み出せるのではないかと考えました。
次に、そんな圧倒的な強さと数を持つ恐竜、絶望的な状況を打破するには、現代の人間や技術では不可能であり、未知の力(近未来の化学)が必要ではないかと思い至りました。
このときに「歴史上最強」×「近未来最強」という相反する要素が組み合わさることで、新しい体験、面白さをユーザーに届けられるのではないかと思い、エグゾプライマルのアイデアが生まれました。
──恐竜災害や恐竜予報というパワーワードが印象的ですが、こちらの原因もプレイしていけばわかるのでしょうか?
平岡氏:エグゾプライマルでは、リヴァイアサンが繰り返し行なうウォーゲーム(戦闘テスト)に、ユーザーが巻き込まれることになります。その戦闘テストがメインモードの「ディノサバイバル」になります。ディノサバイバルをプレイすることで、ストーリーが進展していきます。
繰り返されるウォーゲーム、その無限ループからの脱出方法を探る……というストーリーになります。何故「恐竜災害」が起きているのか、何故リヴァイアサンがウォーゲームを繰り返すのか、ストーリーの謎はゲームをプレイして解明してください。
>──登場する恐竜は何種類くらいでしょうか
平岡氏:登場する恐竜の種類については、続報をお待ちください。
各恐竜の見た目やイメージから、アクション面で遊び/役割を持たせるようにしています。それにより、恐竜によって攻略(プレイヤーアクション、エグゾスーツの有利/不利)が異なるようにしていますが、完璧に攻略をしないと倒せないといったようにはしていません。また、恐竜が時空を超えて出現する際に、体が変異した特殊個体も登場します。通常の恐竜とは異なる行動や攻撃方法を持っているため、一筋縄ではいかない戦闘を楽しめます。
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