アップル、第2世代5nmプロセスの新世代プロセッサ「M2」発表 新MacBook Airに早速搭載
アップルは、2020年に搭載製品を初めてリリースした自社製プロセッサ「Appleシリコン」の「次世代の始まり」をうたう「M2」を発表した。同時にこのM2を搭載する新MacBook Air/13インチMacBook Proを早速リリースしている。
第2世代の5nmプロセスで製造 トランジスタ数は200億で
CPUはM1の18%、GPUは35%アップ
M2は、M1と同じく5nmプロセスで製造されるものの技術的には第2世代に進化。トランジスタ数が25%増加した200億個になることで、CPUで18%、GPUで35%、ニューラルエンジンで40%、それぞれ性能をアップしているとする。また、オンダイのユニファイドメモリは帯域幅がM1より50%高い100GB/sにまで達するとともに、M1では最大16GBまでだった容量も最大24GBとなっている。
処理性能がアップしたことで、同じ処理をした際の電力効率もアップしているが、最新の10コアCPUを搭載したWindowsノートPCと比較した際は、同じ電力レベルで約2倍の性能、12コアCPUを搭載したハイエンドWindowsノートとの比較では、4分の1の電力で90%の処理性能を実現するとしている。
一方GPUについては、M1で最大8コアだったのが10コアに拡大。最大の電力レベルで35%の性能アップしたが、これは前述の10コアCPU搭載のWindowsノートPCとの比較時に約2.3倍、そのWindowsノートPCの最大性能を5分の1の電力で出すことが可能としている。
このほかメディアエンジンは8Kビデオに対応するビデオデコーダを搭載。画像処理信号プロセッサ(ISP)もより優れたノイズ低減に対応している。
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