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ネイキッドと順天堂大学が共同研究、アート体験による運動への意識変化を検証

2022年05月27日 17時00分更新

順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスの学生や、教職員等を対象に検証を実施中

 ネイキッドは5月27日、順天堂大学スポーツ健康医科学推進機構との共同チームで、スポーツとアートとテクノロジーの融合により、新たな価値観と行動変容を導くことを目指し、検証を行なっていると発表した。

身体データをスキャンして、アート体験がスポーツや体力測定にもなる新IP「NAKED SPOREV.」

 ネイキッドは、2021年3月にミヤシタパークにて、「スポーツのレボリューション」と銘打った新IP「NAKED SPOREV.」を発表。本IPは、体験者の身体データをスキャンして自動測定、アート体験がスポーツや体力測定にもなっている新たなスポーツ拡張体験。また、その体験の結果データが自分のスマホに保存され、日常にフィードバックし、ウェルネスライフをサポートするシステムにもなっている。

 今回、ネイキッドと順天堂大学スポーツ健康医科学推進機構の共同研究として、このNAKED SPOREV.のアート体験を通して、例えば運動への苦手意識のある人や運動習慣のない人にどのような意識の変化が起きるのかを検証している。

 本研究は、異分野融合チームによる新たなアプローチにより、スポーツと健康の価値観を塗り替え、人々の健康で豊かな生活に貢献することを目指すものとしている。

 4月1日~5月31日の期間に、順天堂大学本郷・お茶の水キャンパス内に特設会場を設置し、学生および教職員を対象に、センサーを使用した簡単な体力測定(垂直跳び・反復横跳びから選択)を、参加者の動きや測定値からアニマライズされたアートが会場全体に映し出される空間の中で行なっている。体験後、測定中の映像や測定記録、アドバイスが自身のスマホに送られてくる仕組みになっている。身体データの取得と合わせて、SPOREV.体験前後に運動・スポーツに対する意識などを調査し、5月中旬時点でおよそ200名が体験した。

 本研究は、石本記念デサントスポーツ科学財団の助成を受け実施しており、成果は「デサントスポーツ科学」(Vol.44/2023年3月発行予定)、「産学連携情報提供支援データベース」に掲載予定。

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