週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

「G-Tune EN-A[Windows 11]」をレビュー!

フルHD最高品質&レイトレ有効は快適! 『Ghostwire: Tokyo』に最適なRTX 3060搭載ゲーミングPCはコレだ!

2022年05月31日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●市川/ASCII
提供: マウスコンピューター

 2022年3月25日、ベセスダ・ソフトワークスより販売された「Ghostwire: Tokyo」は、圧倒的“東京感”あふれる緻密なグラフィックスで話題のアクションアドベンチャーゲームだ。開発は「サイコブレイク」などで知られるTango Gameworksが手がける。

 Ghostwire: Tokyoを広く世に知らしめたのは、やはり夜の街頭、看板が輝く渋谷の街を緻密に再現したグラフィックスだろう。レイトレーシングも駆使して表現された渋谷は、日本人だからこそ感じるリアルさがある。このリアルなグラフィックスを損なわない最高画質設定でゲームの中の東京を探索してみたい。そう思った人も少なくないはずだ。

 ただ、レイトレーシング対応ゲームタイトルとなるとグラフィックスの重さは要注意。どれくらいのマシンパワーがあれば最高画質で楽しめるのか気になるところだ。

 そこで今回、ゲーミングPCブランド「G-Tune」を展開するマウスコンピューターより、ミドルゲーマー向けゲーミングPC「G-Tune EN-A[Windows 11]」(以下、G-Tune EN-A)をお借りする機会が得られた。CPUにAMD「Ryzen 5 5600X」、GPUにはレイトレーシング対応のNVIDIA「GeForce RTX 3060」を搭載するミドルクラスのゲーミングPCだ。価格は22万9900円から。

 Ghostwire: Tokyo公式サイトに記された推奨スペックと見比べると、レイトレーシング最小スペックは超えるものの、レイトレーシング推奨スペックには若干届かない、絶妙なラインのスペックとなっている。

 実際のところ、G-Tune EN-AでGhostwire: Tokyoはどれくらい快適に遊べるのか、パフォーマンスを探っていきたいと思う。

G-Tune EN-A 主なスペック
CPU AMD「Ryzen 5 5600X」(6コア/12スレッド、最大4.6GHz)
グラフィックス NVIDIA「GeForce RTX 3060」(12GB、GDDR6)
CPUクーラー 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター)
メモリー 32GB(16GB×2、DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD(M.2接続/NVMe対応)+2TB HDD
光学式ドライブ -
インターフェース USB 3.0 Type-A×10、USB 3.1 Type-A×2、DisplayPort×3、HDMI端子、有線LAN端子(1000BASE-T)、Mini DIN 6ピン、マイク入力/モノラル×2、ヘッドフォン出力、ラインイン、ラインアウト、SDメモリーカードリーダー
電源 700W(80PLUS BRONZE)
本体サイズ 約210~216(W)×521~532(D)×426~435(H)mm
重量 約13kg
OS Windows 11 Home

拡張性に優れたミドルタワー筐体

 まずはG-Tune EN-Aの外観をチェックしていこう。マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune ENシリーズ」は、ゲーマーの声をカタチにしたPCケースデザインを売りとしており、機能性を追求したシンプルかつ武骨なデザインと拡張性の高さが特徴となっている。

 少し前傾角度のついたフロントパネルはシンプルなデザインとなっている。電源を投入すると、中央部にあしらわれているG-Tuneロゴが点灯する。ケースのエアフロー設計は底面吸気仕様となっており、フロントパネルに吸気用スリットやメッシュ加工がないこともシンプルデザインをより強調しているように思う。

 またフロントパネル上部には電源ボタンとともに、光学式ドライブを搭載できるオープンベイがある。スリムオープンベイなので、デザイン性を極力崩すことなく光学式ドライブを増設することが可能だ。

 そのほか、フロントI/Oまわりは天板の右側前方に集中している。USB 3.0 Type-A×4、マイク入力、ヘッドフォン出力といったオーソドックスなインターフェースのほか、SDメモリーカードリーダーとHDMI端子も並んでいるのが珍しい。とくにHDMI端子はG-Tune EN-A独特の仕様といえるだろう。

 本体背面のビデオカード出力からフロントI/OまでHDMIを引っ張ってくるための延長ケーブルがPCケースに内蔵されていて、ビデオカードのHDMI出力をケース前方から取り出せる仕組みになっている。VRヘッドセットなど使いたいときにだけ接続するタイプの映像機器に最適なようだ。

 一方で本体背面側のインターフェースは、PS/2ポート、USB 3.0 Type-A×6、USB 3.1 Type-A×2、有線LAN端子、マイク入力、HDMI端子、DisplayPort×3と並んでいる。

本体上面のインターフェースは、USB 3.0 Type-A×4、マイク入力、ヘッドフォン出力、SDメモリーカードリーダー、HDMI端子が並ぶ

本体背面側。電源ユニットの横から飛び出ているのがHDMI延長ケーブルで、これを引き延ばしてビデオカードの出力へと繋げる

 筐体サイズ(突起物含む)は約216(W)×532(D)×435(H)mmと、奥行きが少し大きめのミドルタワーPCだ。高さは低めなので、机上に設置しても圧迫感はそれほどないだろう。

 試用機はサイドパネルも鉄板製の「ザ・武骨」な仕様だったが、注文時のカスタマイズで強化ガラス製サイドパネル仕様に変更できる。なお、サイドパネルは上辺のネジを2か所外すだけで簡単に取り外すことができ、メンテナンスも容易な設計となっていた。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう