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山根博士のグロスマレビュー

5G対応でナイトビジョンカメラ搭載で見えない写真が撮れるBlackView「BL8800」

2022年05月23日 12時00分更新

カメラこそがBlackView 8800の真骨頂

 そしてカメラ性能こそがBlackView 8800の最大の特徴だろう。5000万画素と800万画素で一般的な性能であり、風景写真も美しく撮影できる。またボケ撮影に関してはかなり近寄った状態で背景をぼかすようになっており、被写体までの距離は2~3メートル程度が最適だ。

メインで撮影するカメラは左側の2つ。上が超広角、下が広角5000万画素

 ナイトビジョンカメラは写真とビデオのモードから簡単に利用できる。カメラ画面のモードが並ぶすぐ左上に「目」の形をしたアイコンがあるが、これをタップするだけでナイトビジョンに切り替わるのだ。なお赤外線撮影のためナイトビジョンはモノクロとなる。2000万画素あるせいか結構しっかりと目に見えない状況も撮影してくれる。

ナイトビジョンの切り替えは目のアイコンをタップ

 普通の撮影とナイトビジョン撮影の作例がこちらだ。アウトドアで野生動物などを撮影する用途に適しているが、地面が暗く歩きにくい時も、ナイトビジョンカメラを通して地面を見ながら歩けば障害物をさけることもできるだろう。また、BlackViewは日常生活での使用も勧めており、たとえば室内にこっそりとカメラが設置されている時も、ナイトビジョンカメラを使えば発見できるという。

 実際にナイトビジョンカメラを使ってみた。まずは夜の公園でカメラで撮影。かなり暗いことがわかる。ナイトビジョンに切り替えると葉っぱの様子などしっかり写っていることがわかるだろう。以下の写真はリサイズしてある(1500×1125ドット)。

公園で標準撮影

ナイトビジョン撮影

 若干離れた距離でも、ナイトビジョンカメラならある程度写してくれる。夜間に記録を残したいときに標準カメラではほとんど写らない場合は、ナイトビジョンに切り替えて撮影してみるのも良さそうだ。ほかのスマートフォンでは撮影できない写真をBL8800なら撮ることができるのである。

やや離れた被写体を夜間撮影

ナイトビジョンならここまで写る

 さて以下はメインのカメラを使った作例だ。クリックで実サイズが表示される。5000万画素カメラは標準では1200万画素相当で撮影される。5000万画素へはその他のモード「もっと見る」から切り替える。

超広角撮影(3262×2448ドット)

等倍撮影(4032×3024ドット)

5000万画素撮影(8160×6144ドット)

最大倍率のデジタル4倍撮影(4032×3024ドット)

ボケ最大、被写体まで約2メートルで撮影(4032×3024ドット)

近距離で食事撮影、被写体まで約10センチ(4032×3024ドット)

ナイトモード撮影(4032×3024ドット)、ノイズはやや大きい

【まとめ】唯一無二のカメラ機能が楽しい

 BL8800を使って感じたのはやはりナイトモード撮影の楽しさだ。外出せずとも室内を撮るなど、使い道はいろいろあると感じられた。また大容量バッテリーを使って他のスマートフォンを1台充電しても、BL8800には半分程度容量が残るため安心して使うことができる。ニッチな製品かもしれないが、休みのたびにアウトドアに出かける人や、スポーツを楽しむ人などにも向いていそうだ。5Gに対応しており高速で動画視聴も楽しめるなど、スマートフォンとしての基本性能も悪くないだろう。

ほかのスマホでは味わえない写真体験を得られる1台

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