週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

Radiant SIX3100B660をレビュー

Core i5-12400&RTX 3050で仕事もゲームもこなせるキューブ型PCの細やかなこだわり

2022年05月21日 09時00分更新

小型PCだと狭くなりがちな内部スペースをチェック!

 小型PCはタワー型と違ってスペースに余裕が少なく、内部がケーブル類でぐちゃぐちゃになりやすい。というわけで、まずは内部をチェックしていこう。

PCケースを開けて上から見たところ。右が前面で左が背面となる

 必要なケーブルだけで配線できるモジュラーケーブル式の電源ユニットを採用しているだけあって、中身は想像していたよりもずっとスッキリしていた。また、自分で組み立てる場合、ケーブルの取り回しでかなり悩むところだが、そこはBTOパソコンの経験豊富なサイコム。長いケーブルをキレイに束ねるといったこだわりも見て取れた。

 そして、このケーブルレイアウトの妙を最も強く感じた点はCPUクーラーの周辺だ。まずはこの写真を見てほしい。

CPUクーラーはマザーボードとともに底部に鎮座

 CPUクーラーを迂回するように電源ケーブルがレイアウトされている。つまり、吸気を妨げないように配慮しているのだ。もちろん、このレイアウトで変わる風量はそこまで大きくないだろう。しかしながら、熱がこもりやすいキューブ型PCにおいては、こういった細かいレベルでの気遣いの積み重ねが大事になってくる。

真横からCPUクーラー部(右下)を見たところ

 真横から見ると、CPUクーラーの上部は大きくスペースがあり、空気の流れを阻害しないよう工夫していることがわかる。このスペースのおかげで、CPUクーラーのヒートシンクへ十分な量の風を送れるわけだ。

 小型なPCケースにもかかわらず、ビデオカードを搭載できるという点もRadiant SIX3100B660の特徴だ。ビデオカードはCPUとは逆サイドにあり、電源ユニットをはさんで熱源が区分けされている形だ。

MSIの「GeForce RTX 3050 AERO ITX 8G OC」を装備。ショートタイプのため、こういった小型PCケースには最適だ

 PCケースのサイドパネルにはパンチ穴が開いており、ビデオカードのファンが冷たい外気を取り入れられるようになっている。これにより、高性能なビデオカードでもしっかりと冷却できるわけだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう