週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

SUV販売ランキング1位の「ヤリスクロス」の魅力を日常使いから探る

2022年05月14日 15時00分更新

ヤリスクロスのチェックポイント その3
スペースを利用して、よく考えられた収納

 機構的に決して広いとはいえないスペースを利用して、様々な収納が取り付けられています。今回は、私がグッときた収納を紹介していきます。

運転席&助手席ドア部分にあるドリンクホルダー

 なんと、紙パックが入るんです! 紙パックジュース愛好家の私としては、すごくうれしいポイントです。ちなみに、センターコンソール部分のドリンクホルダーにはペットボトルしか入りません。

 助手席下にある引き出しには、かばんなどの厚さがある荷物は入りません。ノートやスマホといった、薄いものなら収納できます。

ローソンのうずまきロールがピッタリです

 後席のドアに付いているドリンクホルダーには、660mlの大きめのペットボトルもしっかり入ります! たまに、660ml入らないという車種もありますが、ヤリスクロスはOKでした。

 フロントコンソール上部にUSBソケットがあるのですが、スマホを充電した時にコードがシフトレバーにひかかってしまうのと、若干スマホがはみ出てしまうのが気になりました。

 あとは、車内で食事をすることが多い私の意見になってしまうのですが、ゴミ袋を引っ掛けるフックが1つも付いていないことが残念でした。ただ、車内の居住スペースを考えると、袋を引っ掛けて吊るすと狭くなってしまうし、あえて付けていないのかな? とも考えられます。

ヤリスクロスのチェックポイント その4
居住性&シートアレンジ

 シートの座り心地は、身体を預けると少し反発するくらいの固さで、長時間運転していても疲れませんでした。低反発枕を少しだけ固くしたというイメージが分かりやすいかと思います。ヤリスと大きく違うのは、後席の居住スペースです。室内高が大きくなったため圧迫感を感じず、自然光が入り込み、ヤリスより過ごしやすいと感じました。

助手席を1番後ろにスライドさせると、拳2個分しかスペースがないので、こんな感じになります。足が、ギリギリ入るか……というくらい狭いです

助手席を1番前に出すとこんな感じ

 足元は拳4.5個分、頭上は拳2.5個分くらいの余裕があります。私は、ドライビングポジションが真ん中より少し前なので、後席に座った人は「広いね~」と言っていました。

 荷室は、スマートキーを携帯していれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアが自動開閉(ハンズフリーパワーバックドア)します。

座ると、こんな感じ

 身長158cmの私の場合は、拳2個分の隙間が足元にあります。ちなみに、荷室のフロアは取り外しが可能になっていて、フロアを外すと通常時よりも荷物を積むことができます。

後席を倒して寝転ぶと、こんな感じ

 斜めになれば、寝転ぶことができます。床が絨毯生地なので、肌触りも悪くありませんが、運転席にいくにつれ傾斜がついているので、車中泊だと寝にくい……と感じる人もいるかもしれません。

 後席を倒したときに、荷室と後席の境目に、隙間ができてしまうのは残念でした。間に入った細かいゴミや砂などの掃除をするのが大変そうです。

ヤリスクロスのチェックポイント その5
車両カスタムの選択肢が多い

 純正品はもちろん、社外品のアフターパーツが多いのも魅力の1つです。ちなみに、メルカリでは大体1000円くらいから販売されているので、比較的気軽に購入することができます。ボディーカラーも15種類あり、色によってイメージがガラリと変わるので、どの色にしようか悩むのも楽しそうです。

 リアテールランプの上部分が平になっているのですが、ここに汚れが溜まりやすいので、こまめに拭くことをオススメします。

 ということで、今回は「ヤリスクロス」のレビューをしました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。

■関連サイト

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事