コスパの良さはやっぱり光るシャオミのエントリー機
シャオミ「Redmi Note 11」
海外でリリースされている上位モデルには1億画素カメラモデルも用意される、シャオミ「Redmi Note 11」シリーズだが、国内でまずリリースされたのは、ラインアップ中、最も安価な本機。とは言え、2万円台半ばのエントリー機としては、シャオミらしい高コスパ&高スペックの1台となっている。
この価格帯でありながら、ディスプレーは表示も鮮やかな6.43型有機ELで、90Hzのリフレッシュレートに対応。ウェブ閲覧やSNSアプリ利用時の滑らかなスクロールで、そのメリットをハッキリ体感できる。
SoCは新開発の600番台のスナドラ「Snapdragon 680」で、Antutu 9のスコアは約25万点。少し前のエントリー機で採用例が多かったSnapdragon 662の性能を大きく上回り、普段使いには十分なものだが、ゲーム用途ではそこまで大きな期待は持たない方がいいだろう。メモリーは4GBで、ストレージを用いる仮想メモリーで1GBの追加が可能。ストレージは64GB。
カメラはメインが5000万画素で、800万画素の超広角、200万画素のマクロ、200万画素の深度センサーの4眼構成。バッテリーは5000mAhで33Wの急速充電にも対応している。
ネットワークは4G止まりで、防水・防塵、FeliCaなどには対応しないが、これらの機能を求めないユーザーにとっては、お手頃に利用できる魅力的なエントリー機であることは間違いない。
●2万円台で高性能の有機ELとカメラを備えたシャオミ「Redmi Note 11」レビュー
●シャオミ、「Redmi Note 11」を国内投入 5000万画素カメラに90Hz対応の有機ELで2万4800円
こちらも2万円台半ばで大型有機EL! シンプルなUIが◎
モトローラ「moto g31」
2万円台半ばの価格帯でシャオミ「Redmi Note 11」とともに注目なのが、モトローラの「moto g31」。こちらも6.4型の大型有機ELパネルを採用。やはり動画再生やSNSアプリで威力を発揮する。ただし、こちらのリフレッシュレートは60Hz止まり。
本機のSoCはMediaTek製「Helio G85」で、Antutu 9のスコアは約20万点だが、モトローラ製スマホならではのシンプルなUIも加わって、実際に使っていての不足感はない。カメラアプリもシンプルな使い勝手もあってか、レスポンスは悪くない。一方で、Redmi Note 11に対する強味はストレージが倍の128GBである点だ。
本機のカメラは50メガ+8メガの超広角+2メガのマクロの組み合わせ。5000mAhバッテリーを搭載しながら、8.55mmの厚みと約181gの重さはなかなか優秀。背面のザラツキある手触りなど、デザイン面も魅力の1台だ。
●モトローラ「moto g31」は5G非対応も2万円台半ばで有機ELのハイコスパモデル
●モトローラ、6.4型有機EL&4眼カメラで2万5800円の新SIMフリースマホ「moto g31」発表
「moto g」シリーズのエントリー5Gスマホ
モトローラ「moto g50 5G」
2万円台の端末でも、いくつか5G対応モデルがリリースされているが、本機もその1台。スペック面を見ていくと、90Hzのリフレッシュレートに対応したHD+解像度(720×1600)の6.5型液晶を搭載。SoCにはMediaTek Dimensity 700、4GBメモリー、128GBストレージ、5000mAhバッテリー、指紋センサー(+顔認証)、Android 11など。
カメラは超広角が非搭載、また画面解像度も低いが、それ自体はバッテリーの持ちやレスポンスの良さにも繋がるので、4Gスマホのmoto g31と比べて、単純にどちらが上とは言いにくい。カラバリはメテオグレイとテンダーグリーンの2色。
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