株式会社角川アスキー総合研究所は、3月8日に開催した「自動配送ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けたシンポジウム~自動配送ロボによるラストワンマイルの現在を知る」に続く、連続セミナーを開催する。
自動配送ロボットの活用が現在加速している。 特に、ウィズコロナ・電子商取引が拡大する中で、高齢者などの利用者、ドライバーの安全を確保する観点からも、非接触型の自動配送サービスを実現することが重要となった。また、サプライチェーンの強靭化、ラストワンマイルの配送サービスの充実など、日本のスマートシティ推進においても非常に重要な役割を担うと期待できる。
シンポジウムも含んだ全5回開催の本シリーズでは、令和2年度補正NEDO事業「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」で得られた実証実験の成果を発表する。また、自動配送ロボットを活用した配送サービス実現を加速させるため、社会受容性やビジネスモデル検討などについて、関連する自治体や事業者などの識者を招き、その在り方について議論する。
ソフトバンク株式会社や株式会社本田技術研究所での実証事例紹介を紹介するほか、特別講演として株式会社ZMP・川崎重工業株式会社、自治体からは福岡市を迎え、自動配送ロボに必要なピースについて、実証実験での成果や知見をもとに、国内での実用化に向けたヒントを届ける。
自社でのロボット開発を行なうプレーヤーの知見や、屋外行動走行における現状課題など、実装に向けた準備が進む最前線の情報を各種講演や質疑応答も含めて展開。地域導入を検討する自治体関係者、新たなサービスやプロジェクト、ビジネスを模索する関係者に向けた講座となる。
登壇者
ソフトバンク株式会社
テクノロジーユニット Chief Scientist室 AIロボット開発課 課長
古谷智彦氏
2005年に当時のソフトバンクBB(株)入社、 携帯端末、ウェアラブルデバイス、センサー等先進技術の調査・研究開発・実証などの業務を経て 現在は通信のアプリケーションとしてのロボットに関する研究開発に従事
株式会社本田技術研究所
ソリューションシステム開発センター・シニアチーフエンジニア・マーケティング統括
大村成氏
経歴
1990年 株式会社本田技術研究所 入社
自動車の安全技術の研究開発に従事
2015年 本田技研工業株式会社 経営企画部
2018年 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
2019年 株式会社本田技術研究所 ライフクリエーションセンター
福岡市
部長(イノベーション推進・スマートシティ担当)
的野浩一氏
福岡市のスタートアップ政策に一貫して関わる。
スタートアップビザや法人減税、スタートアップカフェ、小学校跡地を再利用した「フクオカ・グロース・ネクスト」の整備のほか、「Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKA 」のタイアップや海外11カ国・地域とのスタートアップネットワークづくり(MoU締結)などにより、福岡市の開業率を政令市一位に押し上げた。 近年は、スマートシティ「Fukuoka Smart East」の実現に取り組んでいる。
株式会社ZMP
ロボライフ事業部 マネージャー
池田慈氏
慶應義塾大学商学部を卒業後、複数のベンチャー企業で営業を経験後、当社に入社。 ロボライフ事業部にて、生活圏で活躍する3兄弟ロボット(主に無人宅配ロボデリロ)の営業および事業開発を担当。
川崎重工業株式会社
社長直轄プロジェクト本部 近未来モビリティ総括部 システム開発部 部長
矢木誠一郎氏
川崎重工業では労働人口減少による社会課題の解決のため、無人化・遠隔化された輸送・物流ソリューションの提供による “人とモノの移動の変革”を目指している。 その取り組みの中で各種自律移動ビークルおよびそれらを活用したシステムの開発を統括。
『「自動配送ロボのラストワンマイル」シリーズ02』
開催日時
2022年5月11日(水)開演13:00 終了予定15:50
開催形式
オンライン(zoom webinar)
参加費
無料
主催
株式会社角川アスキー総合研究所 ASCII STARTUP
プログラム
13:00~13:03 開会
13:03~13:10 はじめに、NEDO講座事業紹介、セミナーポイント紹介(NEDO)
13:10~13:40 実証事例紹介&質疑応答(ソフトバンク株式会社)
13:40~14:10 実証事例紹介&質疑応答(株式会社本田技術研究所)
14:10~14:15 休憩
14:15~14:45 特別講演&質疑応答(福岡市)
14:45~15:15 特別講演&質疑応答(株式会社ZMP)
15:15~15:45 特別講演&質疑応答(川崎重工業株式会社)
15:45~15:50 閉会
※現在調整中のため、内容は予告なく変更になる可能性があります。
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