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対象年齢13歳以上のSNSが多いにもかかわらず……

小学校低学年女子はLINEよりもTikTokの利用率のほうが高い!?

2022年04月26日 09時00分更新

小中学生のSNS利用率(モバイル社会研究所調べ)

スマホデビュー=SNSデビュー

 小学生が利用するSNSにはどのような変化があるのか。小学生・中学生およびその親を対象としたNTTモバイル社会研究所の「2021年親と子の調査」(2022年4月)を見てみよう。

 SNS(LINE・Twitter・Instagram・TikTok)の利用率は、小学生低学年で34%、小学生高学年で51%、中学生では90%に上る。全学年で女子のほうが利用率が高く、これはスマホの所有率の男女差と似た傾向にある。スマホデビュー時にSNSを利用するようになる子どもは多いのだ。

小中学生のSNS利用率サービス別(モバイル社会研究所調べ)

小学校低学年女子は「LINEよりTikTok」

 SNSのサービス別利用率トップは、ほとんどの学年で「LINE」だった。これはそれ以外の年齢でも同様なので不思議はない。

 一方、小学校低学年女子は何と「TikTok」がLINEを上回った。連絡用ツールであるLINEではなく、TikTokで動画を見たり投稿したりすることからSNSデビューする子どもが少なくないということだ。

 なお、「LINE」「TikTok」の利用率は小学校高学年で男女差が最大となり、「Twitter」「Instagram」のそれは中学生で最大となる。どちらも女子のほうが高い。

 低学年女子でTikTokが流行しており、小学生ではLINEとTikTokの利用が中心となる。そして中学生になるとTwitterやInstagramにデビューする子どもが増えるというわけだ。

 利用率の経年変化を見ると、小学校低学年は「TikTok」が上昇し、「LINE」と同水準となっており、中学生では「LINE」が9割程度、「TikTok」「Twitter」「Instagram」も上昇し4割を超えた。

 スマホの所持開始年齢の低年齢化に合わせ、子どもにおけるSNSの利用率も高くなっている。しかし、以前お伝えしたとおり、TikTokやTwitter、Instagramの対象年齢は13歳以上だ。小学生は対象外にも関わらず、利用率が上がっていることになる。

 対象年齢外のSNS利用はトラブルにつながるリスクが高く、保護者の見守りは必須だ。子どものやり取りする相手やコメント、DMできる相手などを制限したり、リスクについて伝えたり、ルールを決めて見守りながら使わせるようにしてほしい。

■関連サイト

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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