週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

レースの名門「一ツ山」とeSportsパークがコラボでスーパー耐久参戦!

2022年04月20日 17時00分更新

 東京タワーを拠点にeSportsとエンタメの拡張事業を展開する東京eスポーツゲートは今日19日、レーシングチームの名門「Hitotsuyama Racing」とタッグを組み、「Audi Team Hitotsuyama コラボレート RED°E-MOTOR」としてスーパー耐久に参戦すると発表した。すでに2022年のスーパー耐久は開幕しているため、6月3~5日に富士スピードウェイで開催される第2戦24時間レースからの参戦となる。

 東京eスポーツゲートが運営するRED゜TOKYO TOWERは、“GAME CHANGE”を施設コンセプトに掲げ、東京タワー内の3フロアを使い、FPSからレースシミュレーターまで、ありとあらゆるeSportsが堪能できる施設。E-MOTORSPORTSのコーナーにはプロレーサーの織戸 学選手が運営するレーシングシミュレーター施設「130R YOKOHAMA」にある設備や、SUPER GTやスーパーフォーミュラに参戦するレーシングチーム「TOMS」が使っているというシミュレーターまで用意されている。

 今回は、バーチャルで腕を磨いた選手がリアルレーレースにステップアップするという、レース業界の新しいステップアップメソッドを確立するために、RED°E-MOTORの誕生とAudi Team Hitotsuyamaがコラボすることになったという。

 チームプロデューサーには東京eスポーツゲート代表取締役社長の原 康雄氏、同じくプロデューサーのTSK 代表取締役社長の田中鉄三郎氏、チーム代表の一ツ山亮次氏、ドライバーの本多秀朗選手、宮田莉朋選手、神 晴也選手、阿野雄記選手、藤井優記選手が登壇し、コラボレーションとスーパー耐久参戦にかける意気込みを語った。

東京eスポーツゲート 代表取締役社長 原 康雄氏

 とくに年齢72歳ながらAドライバーを務める本多選手は「私は海外のレースも参戦していますが、行く前に必ずシミュレーターで練習してコースを覚えます。国内のレースもひたすらシミュレーターで練習しています。今日も早く帰って練習したい」とコメントして、会場を笑わせていた。

24時間レースを戦う5人のドライバーたち。左から本多秀朗選手、宮田莉朋選手、神 晴也選手、阿野雄記選手、藤井優記選手

 一ツ山代表は「本多選手が72歳で、ほかの若手ドライバーが20代前半。ドライバー全員が乗りやすいクルマを作らないといけないという点ではSUPER GTより難しいレースですね」とスーパー耐久の難しさについて語った。

チーム代表 一ツ山亮次氏。なお、MCはレース実況でおなじみのピエール北川氏と、女性ドライバーの塚本奈々美氏とこれまた豪華

 その後、参戦マシンをXR技術で発表。メディアの前には何もない空間が広がっているだけだったが、配信で見ている人にはステージ上にアウディR8 LMS GT4が登場して驚いたことだろう。なお、参戦クラスはGT4マシンの激戦区、ST-Zになる。

何もないところに、突如マシンが登場! こういうことができるのも、最新技術を集めたRED゜TOKYO TOWERだからこそ

 SUPER GTでは2021年をもって10年にわたる参戦に終止符を打ったAudi Team Hitotsuyamaだが、eSportsとのコラボレーションというカタチで、スーパー耐久での活躍を見られるのはうれしいところだ。

 今回はみなプロドライバーで固めていたが、今後、eSports出身のドライバーがマシンの乗ることを期待したい。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう