2025年日本国際博覧会協会は2022年4月18日、「2025年大阪・関西万博3年前イベント~テーマ事業『いのちの輝きプロジェクト』発表会~」を、内幸町のイイノホールで開催した。1970年の大阪万博世代で、「太陽の塔ウォーカー」というムックも作った筆者が、いよいよ3年後に迫った万博の様子を見てきた。
この日の登壇者は、若宮健嗣・国際博覧会担当大臣、十倉雅和・2025年日本国際博覧会協会 会長と、8人の大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーである、福岡伸一氏、河森正治氏、河瀨直美氏、小山薫堂氏、石黒浩氏、中島さち子氏、落合陽一氏、宮田裕章氏。
司会は、吉本興業株の陣内智則氏とアナウンサーの久代萌美氏。オープニング映像に続いて、十倉会長と若宮大臣が挨拶。続いて、久しぶりに全員がそろったテーマプロデューサーから最新の情報を説明された後、ゲストの、3時のヒロイン(福田麻貴・かなで)が各プロデューサーに質問し、掛け合いをするシーンもあった。
各プロデューサーの発表は、これまでに出ていたものからスタッフなども固まり、具体的なパビリオンのイメージも完成しつつあるのが感じられ、ワクワク感が増してきた。まだ、企業の支援、参画などは募集中で、発表されたイメージに共感する人や企業への期待が感じられた。
8人のテーマ事業プロデューサーによるパビリオン発表
テーマ「いのちを知る」
福岡 伸一
(生物学者、青山学院大学教授)
いのち動的平衡 I am You
テーマ「いのちを育む」
河森 正治
(アニメーション監督、メカニックデザイナー)
LIVE EARTH × SPACE LIFE
テーマ「いのちを守る」
河瀨 直美
(映画監督)
いのちのあかし
テーマ「いのちをつむぐ」
小山 薫堂
(放送作家・脚本家)
EARTH MART
テーマ 「いのちを拡げる」
石黒 浩
(大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長)
いのちの未来
テーマ「いのちを高める」
中島 さち子
(音楽家、数学研究者、STEAM教育家)
いのちの遊び場 クラゲ館
テーマ「いのちを磨く」
落合 陽一
(メディアアーティスト)
null 2
テーマ 「いのちを響き合わせる」
宮田 裕章
(慶応義塾大学教授)
Co-being
大阪・関西万博のブランディング推進のため「EXPO 2025 Design System」を策定
この日は、また「いのち輝く未来社会のデザイン」のシンボルである公式ロゴマークを中心にした、万博のブランディングを推進するためのデザインシステム「EXPO 2025 Design System」の策定も発表された。デザインシステムは、様々な活動、表示、サービスなどのデザインを統一することで、世界中の人々に、本万博のテーマを効果的に発信し、ブランドイメージを定着、向上させていくことを目的としている。今後、公式Webサイトや公式SNSなどのオウンドメディアや、市中の装飾やサイン表示、グッズのパッケージなど様々な場面で展開していく。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります