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2021年11月25日開催「NEDOピッチ in Central Japan ~スタートアップ×地域製造業のイノベーションで創る未来~」レポート

愛知発スタートアップの最先端技術で製造業の未来を産み出す

2022年04月15日 11時00分更新

株式会社スカイディスク

 株式会社スカイディスクは、AI技術を活用して、生産個数や期日などのオーダー情報から設備やスタッフの割り当てを含む生産計画を生成するAI生産スケジューラ「最適ワークス」を開発した。

 生産スケジューラはこれまでにも存在していたが、価格や導入コストが高く、中小企業はなかなか導入できなかった。最適ワークスは独自特許技術を開発することにより、インプットデータの整理にかかる工数削減等を実現し、導入までの開発工数を従来の20分の1程度に抑えている。スカイディスクは最適ワークスによって大手だけでなく中小の製造事業者のDX推進も支援している。

株式会社LOZI

 株式会社LOZIはQRコードとスマートフォンを使ってモノの動きの可視化を実現するトラック&トレースソリューション「SmartBarcode」を開発した。SmartBarcodeは読み取る人や場所に応じてそれが指し示すデータを変えることができ、したがって複数事業者による共同配送時においても、それぞれの(異なるシステムを用いている)事業者が同一のバーコードでトレースを行うことができるようになる。

 また、温度や湿度などのセンサーと連動することにより、輸送中の品質管理も可能となるだけでなく、トレーシングデータを使った真贋判定にも対応している。さらにはサプライチェーンの各拠点で取得されるデータを用いて、出荷予測や滞留率の把握などのサービスが行えるようになっている。

株式会社トライエッティング

 株式会社トライエッティングは、モノを作って運んで売るというプロセスにおけるモノと人の数量・配置の最適化を行うノーコードAIプラットフォーム「UMWELT」を開発した。また、UMWELTを活用して開発したシフト作成自動化を実現するAI-SaaSソリューション「HRBEST」の提供を開始した。

 UMWELTは他社のシステムと比較して、4分の1以下という圧倒的な速さと低コストを実現している。

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