ヤマハは4月7日、車室内で立体音響に対応した映像・楽曲コンテンツに没入できるオーディオシステムを開発し、自動車メーカーに向けたデモを開始したと発表した。
自動運転やインターネット常時接続などの変革により、自動車は今まで以上に快適なプライベート空間に変化していくとし、同社ではエンターテインメントと安心・安全の両面で新しいサウンド体験を実現するソリューションを開発。
近年、Dolby Atmos等に対応した、立体音響を体験できる映像・楽曲コンテンツが普及してきたが、このコンテンツは、音の反射や共鳴が顕著で複雑な形状をした車室内では、精度高く再現することが困難だったという。
今回、同社が開発したオーディオシステムにより、全てのシートで立体音響の圧倒的な没入感を体感することが可能になったとしている。
技術要素としては、立体音響を正確に再現する高音質スピーカーを最適に配置したほか、信号処理による空間的拡がりの演出、パラメーター探索エンジンの導入などをしたという。詳細についてはこちらを参照。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります