週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

鎌倉武士の素顔に迫ろう! 横浜市歴史博物館「追憶のサムライ-橫浜・中世武士のイメージとリアル-」10月8日より開催

2022年04月06日 16時30分更新

 横浜市歴史博物館は10月8日より、企画展「追憶のサムライ-橫浜・中世武士のイメージとリアル-」を開催する。

 剛勇、清廉、潔白、私たちの抱いている武士あるいはサムライのイメージは、どのように創り語られてきたのか。そして実際の資料からうかがえる彼らの実像はどのようなものだったのか。大河ドラマでも注目される横浜の鎌倉武士・畠山重忠を中心に“創られた武士のイメージ”に、また、横浜市立大学所蔵の50余点におよぶ中世文書から、横浜に伝わる“中世武士たちのリアル”に迫る。

 第一部で横浜の鎌倉武士・畠山重忠を中心に創られた武士のイメージに、第二部で横浜市立大学所蔵の50余点におよぶ中世文書から、横浜に伝わる中世武士たちのリアルに迫る。

開催期間:10月8日~11月27日
開館時間:9時~17時(券売は16時30分まで)
休館日 :月曜日(祝日の場合は翌日の平日)
会場  :横浜市歴史博物館 企画展示室
※観覧料など未定の情報については確定次第公式ウェブサイトにて発表

展示構成と主な展示資料
・第一部 鎌倉武士のイメージ

 赤糸縅大鎧(複製・千葉県立中央博物館大多喜城分館蔵)
 夏野の露(旭区清来寺蔵)
 酸漿蒔絵鞍および馬具(金沢区東光禅寺蔵)
 源範頼像(金沢区太寧寺蔵)
 黒漆太刀(上野修路氏制作)
 重忠 -花と座す-(山田道則氏画)
 ほか

赤糸縅大鎧(あかいとおどしおおよろい) 複製 千葉県立中央博物館大多喜城分館蔵。 畠山重忠奉納として武蔵御嶽神社に伝わる 資料はそれを元に制作されたもの

黒漆鞘太刀(くろうるしさやたち) 上野修路氏(朱紅会会員)制作・個人蔵 中世工芸研究制作者の上野氏が鎌倉期の工芸品に学んで制作したもの

第二部 古文書のリアル -横浜市立大学所蔵文書の世界-

 横浜市立大学学術情報センター(図書館)の所蔵する、承和15年(848)〜慶長3年(1598)までの750年間にわたる古代・中世文書およそ50点を公開。当時の公家や武士のたしなんだ和歌の世界を示す国指定重要文化財「新古今和歌集竟宴和歌」をはじめ、多彩な古文書から武士たちの築いた社会の“リアル”を紹介。

・主な展示資料
 新古今和歌集竟宴和歌、安保文書、吉見文書、小田切文書、豊臣秀吉禁制 ほか

新古今和歌集竟宴和歌(しんこきんわかしゅうきょうえんわか)公立大学法人横浜市立大学蔵・国指定重要文化財 「新古今和歌集」の撰集終了を記念して行なった竟宴で詠まれた和歌をまとめたもの。後鳥羽院と臣下19名の和歌を収める

 関連イベントとして展覧会プレイベント「もっと知りたい鎌倉!」(4月23日~9月17日)に開催するほか、期間中は関連講演会やミニ講座を開催する。詳細は企画展特設ウェブサイトを参照のこと。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります