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近畿大学とNTTドコモ、5Gを活用してマグロの状態監視における水中ドローンの性能や映像伝送&遠隔操作システムの有用性を検証

2022年03月30日 18時00分更新

 学校法人近畿大学(以下:近畿大学)とNTTドコモ(以下:ドコモ)は3月30日より、近畿大学水産研究所大島実験場のいけす内の映像をリアルタイム伝送し、同時に近畿大学東大阪キャンパスから、水中ドローンの遠隔操作を行なう実証実験を実施する。

 本実証実験は、近畿大学、日本電信電話、ドコモ、西日本電信電話、NTTデータの5者で締結した「5Gの推進、『スマートシティ・スマートキャンパス』創造に関する包括連携協定」の取り組みの一つとして行なうもので、マグロの状態監視における水中ドローンの性能や映像伝送および遠隔操作システムの有用性を検証する。

 具体的には、5Gの低遅延通信を活用し、水中ドローンで撮影した映像をライブ中継機を通じて陸上へリアルタイムで伝送する。

 いけすから100km以上離れた近畿大学東大阪キャンパスから、水産研究所職員が伝送された映像を確認し、現場の操縦者に作業内容や撮影ポイントの指示を行なうほか、水中ドローンを遠隔から操作することで、遠隔地からいけす内の状態を把握するという。

 また水中ドローンで撮影した映像は、「docomo sky Cloud」へアップロードするため、アーカイブとして閲覧することができるとしている。

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