アンケート結果を詳細に見れば、最も時間がかかるのは、「源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめ」で129分という結果に。それに次いで「データの集計」が127分、「集計結果の記入や入力」が121分となり、いずれも平均して2時間以上かかる作業だということが明らかになっている。
また、確定申告時に大変だと思う作業を聞くと(複数回答可)、「源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめ」が43.8%、 「データの集計」が37.8%、「日々の帳簿付け」が36.5%、「集計結果の記入や入力」が34.8%で上位となった。「時間がかかる作業」と大部分が重複している。自営業、フリーランスとひと口に言っても業種や職種は様々だが、アンケート結果からは、「確定申告における大変なこと」に関する認識は似通っているという事実が見えてくる。
収入の不安に続いて多いのは、納税と確定申告に関する不安
働き方改革や、在宅ワークの推進によって、副業を始める人や、長年の経験を持つ業種で独立して自営業者となる人が増えているとも聞く。ランサーズによる「新フリーランス実態調査 2021-2022年版」を参照すると、フリーランスの人口は2020年には1062万人だったが、2021年の10月には1577万人まで伸長したという。
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