週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

PS5でゲーミングデバイス! ゲーミングヘッドセット「XPG PRECOG」でゲームの臨場感をグッと高めるワザ

2022年03月30日 11時00分更新

 ADATAのゲーミングブランドXPGから販売されているヘッドセット「XPG PRECOG Gaming Headset」。デュアルドライバーによる高音質、音の方向感や距離感がわかりすいFPSモードの搭載などが特長で、USB Type-Cとアナログ(3.5mmステレオミニプラグ)、どちらでも接続でき、PCだけでなく、スマートフォンやゲーム機などさまざまなデバイスで利用できる。

 今回は、この製品をPlayStation 5で実際に利用し、ゲーム体験がどれだけ変わるのかを試した。

XPG PRECOG Gaming HeadsetはXPGから発売されているハイエンドゲーミングヘッドセットで、実売価格は約1万4000円

Amazon.co.jpへのリンク(XPG PRECOG Gaming Headset)

密閉感がありながら、軽く心地良い装着感

 XPG PRECOG Gaming Headsetの本体は、ブラックベースにレッドのアクセントカラーを入れたゲーミングデバイスらしいデザインが印象的だ。金属、樹脂、レザー、ラバー素材を適材適所で組み合わせた凝った作りで存在感がある。

ブラックベースにレッドのアクセントカラーが映え、ヒンジやメインフレームに金属パーツを利用しつつ、樹脂やレザーなどさまざまな素材を適材適所で組み合わせいる。廉価な製品とは一線を画す外観だ

USB接続時には赤色LEDが点灯し、グッとゲーミングらしい雰囲気が高まる(リモコンで消灯も可能)

 実際に装着してみると、密閉感がありながらも、とにかく軽く負担が少ない装着感が印象的。オートアジャスト機構を備えたヘッドバンド、記憶形状素材を備えたクッションが、頭や耳の形状に合わせて優しくフィットしてくれる。

イヤーカップには低反発の記憶形状素材を利用している。指で押してみると、力を入れている間はすっと指が沈んでいくのに対し、力を緩めていくと緩やかに戻る……絶妙な感触が体感できる

デュアルドライバーによる高音質、ハイレゾにも対応

 XPG PRECOG Gaming Headsetの大きな特徴が「デュアルドライバー」構成だろう。

 ドライバーとは、電気信号を音に変換して音を鳴らす機構のこと。一般的なヘッドセットでは1つしか搭載していないが、本製品は特性の異なる2種類のドライバーを組み合わせることで高音質を実現している。

ダイナミック型と静電型、2種類のドライバーを搭載するぜいたくな構成で、低音から高音までクリアで豊かなサウンドを再現する

 具体的には、低音や豊かさの表現に優れる「ダイナミック型ドライバー」と高音に強く、繊細かつ深みのあるディテール表現ができる「静電型ドライバー」の2種類により、低音から高音までクリアで歪みのない音質を実現する。低音の迫力だけでなく、繊細な深みも表現することができる。

 また、CD品質(44.1kHz/16bit)を超える情報量をもつハイレゾ音源の再生にも対応する。現在はCDの約3倍の情報量を持つ96kHz/24bitや約6.5倍の192kHz/24bitの音源が主流だが、これらのハイレゾ音源のメリットをしっかり受けることができる。

USB接続では7.1chモード、FPSモードを利用可能

 XPG PRECOG Gaming Headsetは、USBでのデジタルとアナログ接続の両方に対応している。USB Type-C/3.5mmヘッドセット端子に対応したリモコン付きのケーブルに加えて、USB Type-C→Type-A変換、アナログYケーブルも付属しており、PCのみならず、さまざまな機器で利用可能だ。

USB Type-C接続用とアナログ接続用(3.5mm/4極)、それぞれリモコン付きのケーブルが付属する。また、Type-C→Type-A変換、アナログY変換ケーブル(ヘッドセット端子からヘッドフォン/マイク用へ分離)も付属する

 アナログ接続用ケーブルのリモコンは音量調整とマイクのミュートのみができるシンプルな内容。USB接続ケーブルのリモコンは、それに加えてモード切り替えスイッチを搭載しており、通常の「MUSICモード」のほか、バーチャルサラウンドで臨場感を演出する「7.1chモード」、音の距離や方向を分かりやすく表現する「FPSモード」を切り替えられる。

アナログ接続のリモコン。音量調整ダイヤルとマイクのミュートボタンを備えたシンプルなものだ

USB(デジタル)接続のリモコン。音量調整ダイヤルとマイクのミュートボタンに加えて、Music/7.1ch/FPSと3種類のモードを切り替えるためのスイッチとENCノイズリダクションのオン/オフスイッチ、その反対側にLEDのオン/オフスイッチがある

 なお、USB接続ケーブルのリモコンにはさらに、マイクのノイズリダクション機能のオン/オフスイッチ(今回試した範囲ではPS5では機能しなかった)、赤色LEDのオン/オフを行なうスイッチも搭載している。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう