2022年3月17日、AMDはRadeon向けのドライバー「AMD Software: Adrenalin Edition」を発表した。AMDはRadeon向けドライバーに対し、ほぼ年1回のペースで機能追加や機能強化を盛り込みリニューアルを重ねている。
注目すべき機能は後ほど解説するが、最初にソフトウェアの呼称について触れておきたい。
以前は「AMD Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」等という長い名前だったものが「AMD Radeon Software Adrenalin Edition」となり、そして今回「AMD Software: Adrenalin Edition」と短縮された。
AMD曰く、RadeonのドライバーでもRyzenのクロック等を見られるようになったり、Resizable BAR(正式にはSmart Access Memory)、モバイルではSmart Shiftというように、CPUとGPUのより緊密な連携が求められている。ゆえにRadeon Softwareを外しAMD Softwareとした、とのことだ。
今回筆者はプレス向けに配布されたRadeon Softwareのβ版(Adrenalin 22.3.1)をテストする機会に恵まれた。本稿ではRadeon Softwareの新バージョンで注目すべき機能をピックアップするとともに、AMDが発表した次世代アップスケーラー「AMD FidelityFX Super Resolution 2.0」についても触れていきたい。
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