クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」についてレポートしていきたいと思います。13日間乗ってみてわかった、良かったこと&悪かったことをお伝えできればと思います。購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください!
ハイゼットカーゴはこんなクルマ
「ハイゼット」シリーズは、1960年にダイハツ初の軽四輪自動車として登場し、農業や配送業など、いわゆる「働くクルマ」として活躍しています。一方で、最近では趣味のクルマとして購入する方も増えてきています。できるだけたくさんの荷物を効率的に積みたい! というニーズに応えるべく、車体形状のスクエア化やクラス最大の積載スペースを実現し、新たに登場しました。
そんなハイゼットカーゴを日常使いしてきたので、そこで気付いたハイゼットのあれこれを紹介します。
ダイハツ「ハイゼットカーゴ クルーズ 4WD・CVT」の主なスペック | |
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サイズ | 全長3395×全幅1475×全高1890mm |
ホイールベース | 2450mm |
車重 | 980kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC |
最大出力 | 46PS(36kW)/5700rpm |
最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/4000rpm |
車両価格 | 148万5000円(税込) |
ハイゼットカーゴがスゴイ理由 その1
維持費&ランニングコスト
ハイゼットカーゴは、「軽自動車」ではなく「軽商用車」という区分になります。軽商用車のメリットは、なんといっても「維持費の安さ」です。たとえば自動車税ですが、軽乗用車が1万800円なのに対し、軽商用車は5000円と、かなりオトクです。ちなみに、普通車の商用車は1年車検ですが、軽商用車は乗用車と同じく2年車検となります。
維持費も安い&車両価格も安い、お財布に優しいクルマとなっています。
ハイゼットカーゴがスゴイ理由 その2
スムーズな加速のCVT
ノンターボモデルには「5MT」もラインナップされていますが、私がオススメしたいのは「CVT」です。これが、かなり乗りやすくてGoodでした。商用車独特のネガな部分を感じず、良い意味で商業車っぽくないなという印象を受けたからです。
たとえば、荷物(約90kg)を積載しても加速がもたつく&アクセルを踏んでもスピードが上がらないなどがないので高速道路も楽々なこと。軽自動車と比べると少し突き上げ感はあるものの、ガタガタした揺れがないので長時間乗っていてもお尻が痛くならず(ムズムズ痒くなる感じです)乗り心地が良いこと。エンジンの唸る音などがせず、車内が快適に過ごせることなどです。乗り味はスポーティーな感じで、ええっ!? 商業車なのに!? と同席のカメラマンと驚いていました。
CVTを搭載しただけではなく、ダイハツの軽商用車として初めてプラットフォームに「DNGA」を採用しボディー剛性を高めるなど、ユーザーの声を聞き改善していった努力の結果なんでしょうね。
ハイゼットカーゴがスゴイ理由 その3
車内の居住性
158cmの私が座ると、運転席&助手席&後席の足元のスペースはかなり広々でした。ちなみに、前席のヘッドクリアランスは「こぶし6.5個分」もあります。シートの座り心地は、低反発枕の少し硬い版というイメージが分かりやすいと思います。
少し気になったのは、タイヤの上の部分がボコっと出っ張っていることです。乗り込む時に足が当たってしまうので、少し乗りにくいと感じる人もいるかもしれません。
ほかには、後席のマットが床にフィットしていないので、めちゃくちゃ動く&足にひかかってつまづきそうになるのは残念な部分でした。
収納は、ドリンクホルダーやメモ帳を置けるスペースなど、これだけはあった方がいいというアイテムがついています。
ただ、1番ショックだったのは、ドリンクホルダーに紙パックが置けないこと。私は運送のバイトをしているのですが、夏は水分を沢山摂るので価格の高いペットボトル(150円が相場)よりも、紙パック(98円が相場)を買うようにしているからです。50円、されど50円……。
メモ置き場として使える収納は、微妙に傾斜がついていているので、ブレーキを踏んでもずり落ちてこないようになっています。細かな所まで考えられていてGoodです。
私が手をかけている所には、ファイルなどを置けるようになっています。運送中は、荷物受領書などの分厚いファイルを何個も持たなければいけないので、この収納は助かります!
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