週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

サイコム「G-Master Luminous Z690 RGB/D4」をレビュー

まるでモノクロ→フルカラー変換!第12世代Core搭載ライトアップゲーミングPCの最高峰がスゴイ

2022年03月04日 11時00分更新

 近年のゲーミングPCはLEDたっぷりのライトアップPCパーツを用い、性能だけではなく見た目の美しさまで追求している。もちろん、PCの概観は性能に一切影響しない要素だ。しかし、車であればホイールを変える、アナログメーターを追加する、ヘッドライトにイカリングを取り付ける、ダッシュボードにフェイクファーのマットを敷くなど、内装や見た目にこだわる人が多数いるし、受け入れられている。

 ならば、PCだってドレスアップしたっていいだろう。ただし、ちょっとファンが光るぐらいでは面白くない。どうせやるならトコトンだ。そんな想いがあるかどうかはわからないが、「これ以上は難しい」というところまでこだわり抜いた、魅せるゲーミングPCがサイコム<の「G-Master Luminous Z690 RGB/D4」だ。

あらゆるPCパーツにライトアップモデルを採用したサイコムのゲーミングPC「G-Master Luminous Z690 RGB/D4」。標準構成の直販価格は38万8920円~(配送料込み)。いくつか光らせてお茶を濁す……という中途半端をやらない心意気が伝わってくるド派手な見た目が最高!

 そして、ただ漠然と光らせるだけではなく、ほとんどのPCパーツにASUSのLED発光制御機能「Aura Sync」をサポートした製品を採用している。どう光らせるかまで自由に設定できるあたりにも、ライトアップへの深いこだわりを感じる。今回はそんなG-Master Luminous Z690 RGB/D4の魅力を紹介していこう。

 なお、今回試用したモデルはCPUにCore i9-12900K、8GB×4の大容量メモリー、最大7GB/sの超高速1TB SSD、GeForce RTX 3080搭載ビデオカードなどを採用したかなりハイスペックな構成になっている。

G-Master Luminous Z690 RGB/D4
標準構成の主なスペック 試用機の主なスペック
CPU インテル「Core i7-12700K」(12コア/20スレッド、最大5GHz) インテル「Core i9-12900K」(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)
CPUクーラー Cooler Master「MasterLiquid ML120L V2 RGB」(簡易水冷、120mmラジエーター)
マザーボード ASUS「ROG STRIX Z690-A GAMING WIFI D4」(インテルZ690、ATX)
メモリー G.SKILL「Trident Z RGB」(8GB×2、DDR4-3200) G.SKILL「Trident Z RGB」(8GB×4、DDR4-3200)
ストレージ インテル「SSD 670p Series SSDPEKNU512GZ」(512GB M.2 SSD、PCIe 3.0、システムドライブ) Samsung「SSD 980 PRO MZ-V8P1T0B」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0、システムドライブ)
グラフィックス ASUS「ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING」(GeForce RTX 3070 Ti、8GB GDDR6X) ASUS「ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMING」(GeForce RTX 3080、10GB GDDR6X)
無線機能 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
電源ユニット SilverStone「SST-ST85F-GS V2」(850W、80 PLUS GOLD)
PCケース IN WIN「303 RGB」(ATX、ミドルタワー)
PCケースファン IN WIN「Saturn ASN120」(120㎜、ARGB LED)×3
電源延長ケーブル Lian Li「STRIMER PLUS 24PIN」(マザーボードの20+4ピン用)、Lian Li「STRIMER PLUS 8PIN」(ビデオカードの6+2ピン×3用)
OS Microsoft「Windows 10 Home 64bit」

電源オフ時とオン時でまるで違う顔を見せる
ライトアップを極めたゲーミングPC

 最大の魅力となるライトアップについて、細かく見ていこう。まずはPCパーツを一切光らせない、電源オフ時の内部を側面から。

電源オフ時はシックな印象

 これを見てもらえればわかると思うが、光らせない限りは華美な印象は皆無だ。むしろ、シルバーにホワイト、ブラックのコントラストが上品な雰囲気を醸し出している。しかし、電源を入れると、その印象はガラリと変わる。

まるでモノクロ写真からカラー写真になったような、鮮やかな変貌を遂げた

 先ほどまでモノクロに近い色合いだったのが、突然色鮮やかに光り出すのだから、驚かないほうがおかしい。多くのゲーミングPCではPCケースファンやマザーボード、ビデオカードが多少光る程度……というモデルがほとんどだろう。

 対して、G-Master Luminous Z690 RGB/D4は光っていない場所を探すほうが難しいほど、PC内部の全エリアが煌めく。ライトアップしているポイントを1つずつ見ていこう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう