コロプラは、1月22日にスマートフォン向けゲーム『アリス・ギア・アイギス』(以下、アリスギア)がサービス開始から4周年を迎えたことを発表。4周年を記念した生放送では、ファン待望のTVアニメ化の決定、さらにコンシューマー(CS)機版が2022年に発売予定であることも明らかにした。
4周年に合わせて、同作では新たにファクターキャラクターが実装、アクトレスの新強化機能「エニグマ」も追加され、SNSなどで話題となった。そこで、今回は本作の開発をしているピラミッドの代表取締役 社長の柏木准一氏、取締役 プログラム部 部長 池田隼人氏、バトルリードプログラマー(以下、敬称略)に、そうしたアップデート内容や、筆者が気になっていたハードウェアへの対応、今後の予定などについて聞いてみた。
カメラモード追加でSPスキル中の武装デザインもじっくり見れるようになった
編集部:本日はよろしくお願い致します。大型アップデートがとても話題になっていますが、このタイミングでアップデートした理由を教えてください。
柏木:周年に合わせたというのもあるのですが、拡張の規模が固まりましたので、大型アップデートという形での発表になりました。
ファクターに関しては、たとえば楓ちゃんが好きなユーザーから楓ちゃんで遊び続けたいとか、キャラクターの掘り下げをして欲しいという要望を多く頂いていました。 社内でも既存のアクトレスを掘り下げる遊びができるといいな、という想いがありました。ただ、今までのキャラクターをずっと遊び続けられるようにするには、大規模なシステム改修を行なう必要があったので、今回の機会(4周年)にエニグマなどのさまざまなシステムを導入しました。
柏木:エニグマなども話題になりましたが、今までは必殺技であるSPスキル中にカメラモードが起動できなかったのですが、そのカメラモードが起動できるようになったのが、大きいと感じている人もいるようです。
バトルリードプログラマー:最初はデザイナーからは強い反発がありました。デザイナーが見て欲しくない角度でも見れちゃうようになるんですよね。しかし、それがお客様に好評だったりもしたので、要望されているなら、ということで実装に至りました。
柏木:メカデザイナーさん達のカッコいいデザインをモデラーさん達が頑張って起こしているのに、それをお客様にじっくり見て頂けないので、(SPスキル中のカメラモード起動機能を)実装してくださいと言われ続けていたんです。それが、4年目にしてついに実装に至りました。
バトルリードプログラマー:カメラモードによって、SPスキル中の武装も良く見て頂けるようになりました。
柏木:ただ、元々止めるように作られていないので、テクスチャーで気になるところがあるかもしれません。
バトルリードプログラマー:こっそり、調整はしています。
池田:この機能は“実験的機能”というところに入っているのですが、“実験的機能”に入っている機能は、プログラマー主体で実装されているものなんです。デバッグしてない訳ではないのですが、全てのケースに対応している訳ではないです。
柏木:普通のソーシャルゲームだと、そもそも“実験的機能”なんて、よく分かんない項目はないと思うんですよね。
池田:だいたい私の趣味趣向で実装しています。実はお客様には見えてない機能もいっぱいあるのですが、運営ディレクター、開発ディレクターと相談をして、これはまだ実装するには早いなどを決めています。
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