ゲーミングにもリモートワークにも超オススメの省スペースなプレミアムPC
Mini-iTXなのに水冷仕様の第12世代Core+GeForce RTX 3060!Premium-Line Z690FD-Mini/D5がスゴイ
定番ベンチマークソフトで性能をチェック
サイズからは想像できないほどの高性能
定番ソフトを使ってCPU以外の性能も見ていこう。まずは一般的な用途を想定した総合性能ベンチマークソフト「PCMark 10」からだ。このソフトはWebブラウザーの利用からビデオ会議、オフィス書類作成、写真や動画編集と、多数の用途にわたってテストして、総合性能を調べてくれる。
ミドルクラスのデスクトップPCは7000台前半が多いが、Premium-Line Z690FD-Mini/D5の総合スコアーは8400を超えた。「Essentials」に「Productivity」、「Digital Content Creation」といったグループ別のスコアーも総じて高く、用途を問わず快適に利用できることがよくわかった。
特に、Essentialsグループに含まれている「App Start-up Score」テストの成績が良く、アプリ起動が素早く行えそうだ。ストレージはインテル製SSD「SSD 670p Series」なので、PCI Express 3.0(Gen 3)接続と現役最速クラスとは言えない。ストレージベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で見てみると、シーケンシャルリードで3432.12MB/s、同ライトで2727.47MB/sと超高速ではない。しかしながら、そもそもNVMe SSDどうしの比較において、アプリ起動時間は大きな差がつかない。ゆえに、「これで十分」な速度とも言える。
続いてはゲームで重要な3Dグラフィック性能を見てみよう。まずは定番のベンチマークソフト「3DMark」でDirectX 12ベースのテスト「Time Spy」の結果を見てみよう。
Time Spyは過去のデータを見ると、Core i5-12400&GeForce RTX 3060搭載PCの総合スコアーは8600台、CPU scoreは9300台。対して、Premium-Line Z690FD-Mini/D5の総合スコアーは9172、CPU socreは16366と、CPU性能の高さがうかがえる。これが高スコアーにつながった大きな要因だろう。DirectX 11ベースの「Fire Strike」やレイトレーシングテストの「Port Royal」などの結果もまとめておいたので、性能比較の参考にしてほしい。
もうひとつ、定番ゲームベンチマークとして「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF XVベンチ)も試してみよう。画質設定はプリセットの「高品質」、モードは「フルスクリーン」とし、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3つで試した。
フルHD時のスコアーは9007で「とても快適」という評価。そのため、より解像度の高いWQHDでも評価は「快適」だった。シーンによっては若干重たく感じる可能性はあるものの、プレイ感に大きな影響を与えるレベルではない。一方で、さすがに4K時はスコアーが3876と激減し、評価も「普通」になってしまった。遊べなくもないがカクツキが目立ちやすく、快適プレイとは言い難いレベルだ。不満なく遊びたければ、WQHD以下の解像度にするほうがいいだろう。
コンパクトサイズのPCが欲しいけれど
性能を妥協したくない人に
高性能PC、特にゲーミングPCはCPUもビデオカードも発熱が大きく、大型クーラーを搭載せざるを得ない。そのため、どうしても大きなタワー型PCになりがちだ。しかし、Premium-Line Z690FD-Mini/D5なら、Mini-ITXベースのコンパクトなボディーに、ゲーミング性能をぎゅっと凝縮している。しかも、最新の第12世代Coreを搭載するうえ、メモリーもDDR5と妥協なし。見た目もスタイリッシュで机の上に置いても圧迫感がないので、普段から利用するメインPCとして最適な1台と言えるだろう。
保証期間が2年間と長く、オーバーホールやアップグレードサービスも利用可能なPremium Lineなので、購入後の安心感も高い。小さくても高性能でゲームも快適に遊べるPCが欲しいというわがままに応えてくれる、頼もしいPCだ。
(提供:サイコム)
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