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40周年の節目で米国登場した新モデルLOOX

2022年01月12日 09時00分更新

「LOOXというブランドは簡単にはつけられない。だが、40年間の集大成となるパソコンを、このブランドで復活させることができた」

(富士通クライアントコンピューティングの齋藤邦彰会長)

 富士通パソコンの第1号である「FM-8」が発売となったのが1981年5月20日。2021年5月には、発売から40周年を迎え、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)では、2022年5月までを「40周年イヤー」と位置づけ、様々な企画を展開している。

 第1弾となる「LIFEBOOK UH Keyboard」は、クラウドファンディングによる支援という同社初の取り組みで登場。2021年12月24日の締め切りまでに、支援総額は7726万円(達成率は1545%)となり、用意されたDark Silver、Garnet Red、Light Silverの3つのカラーが、それぞれに1000台以上の支援を得るという予想以上の結果となった。

 第2弾では、デジタル苦手さんをサポートする「ふくまろおしえてサービス」の提供を開始し、「ふくまろ、おしえて」というキーワードから始まる対話形式の機能で、ユーザーが持つ悩みをふくまろと会話しながら解決。家族が遠隔地からでもサポートしやすい環境を新たに提供することで、メーカーによるサポート体制だけではなく、家族との連携もサポートに生かすという新たな考え方を提案してみせた。

40周年バッヂのデザイン

 第3弾としては、「FUJITSU PC 40th Anniversary」の記念ピンバッヂを制作し、関係者に配布。ふくまろ、FM-8&ふくまろ、TOWNS&ふくまろ、UH&ふくまろの4種類を用意した。

 そして、第4弾として最後に予定していたのが、40周年モデルの発売である。それが、いきなり米ラスベガスで開催中の米CESでデビューした。40周年モデルの発売は告知していたものの、これが米CESに登場するという事前告知はなく、新年から業界関係者を驚かせた。

 米CESでは、当初はレノボブースでの展示が予定されていたが、米国内における新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、レノボがリアルでの展示を中止すると発表。ブース展示は見送られたが、主催者は、この40周年モデルを高く評価し、多くの人が現物を見る機会がないにも関わらず、「CES Innovation Awards 2022」を受賞するという鮮烈なデビューとなったのだ。

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