上位モデルとほぼ変わらない性能で5万円台
「Xiaomi 11T」
アスキースマホ総研の2人(オカモト、スピーディー末岡)が2021年冬の最新スマートフォンをクロスレビュー! 第2回は1億800画素カメラ、120Hzディスプレー、5G対応と上位モデルと遜色ないスペックながらも5万4800円という価格を実現した「Xiaomi 11T」を紹介する。
2021年、本格的に日本市場へスマホを投入しまくったシャオミが今年最後に日本でリリースした「Xiaomi 11T」。上位モデルの「Xiaomi 11T Pro」も同時に発売されている。
ディスプレーは6.67型(1080×2400ドット)有機ELで、リフレッシュレートは120Hz。SoCはMediaTekのDimensity 1200 Ultraで、同社のチップセットの中では最上位にあたるが性能的にはSnapdragon 870と同等クラス。メモリーは8G、ストレージは128GBのモデルのみ。バッテリーは5000mAhで67wの急速充電に対応。
カメラはメインが1億800万画素、800万画素の超広角、500万画素のテレマクロという3眼構成。カメラ機能はXiaomi 11T Proとまったく同じ。
なお、5Gに対応するがドコモのバンドn79には非対応、FeliCa非対応、防水防塵非対応となっている。
FeliCaにこだわりなければオススメ
スマホ総研リーダー オカモト
評価:★★★★☆
CPUの割にはカメラアプリにわずかなレスポンスの悪さを感じるものの、価格を考えれば性能は文句なし。120Hz対応のディスプレーも◎だし、バッテリーの持ちも普段使っている「Mi 11 Lite 5G」と比べて、ずっとよく感じた。FeliCaがなくてもいい、Snapdragonでなくてもいいのであれば、オススメできる1台。ただし、シャオミはどんどん新製品が出てきて、目移りしてしまうんだよなあ。
上位モデルとの価格差が悩ましい
主席研究員 スピーディー末岡
評価:★★★☆☆
このモデルだけを触ったとき、このスペックで5万円台はめちゃめちゃオトクじゃないか! と思っていたのだが、上位モデルのXiaomi 11T Proを触ってしまったら「1万5000円くらいしか変わらないなら、こっちがいいな」と手のひらをくるっとひっくり返してしまった。SoCのせいか、重たいゲームはちょっと苦手だったし。
Xiaomi 11T Proと比べると中途半端感が否めないのである。SoCはSnapdragon 888がいいし、FeliCaも載ってるし、120wの急速充電ができたほうがいいじゃないか! ただ、値段があと1万円安かったら間違いなく★×5だった。
Xiaomi 11T | Xiaomi 11T Pro | |
---|---|---|
価格(税込) | 5万4800円 | 128GB:6万9800円 256GB:7万9800円 |
ディスプレー | 6.67型有機EL(20:9) 120Hz対応 | |
画面解像度 | 1080×2400 | |
サイズ | 76.9×164.1×8.8mm | |
重量 | 203g | 204g |
CPU | Dimensity 1200 Ultra | Snapdragon 888 |
内蔵メモリー | 8GB | |
内蔵ストレージ | 128GB | 128/256GB |
OS | MIUI 12.5(Android 11) | |
5G対応バンド | サブ6(n1/3/5/7/8/20/28 /38/40/41/66/77/78) |
|
4G対応バンド | 1/2/3/4/5/7/8 /12/13/17/18/19/20/26 /28/32/66/38/40/41/42 |
|
無線LAN | Wi-Fi 6 | |
FeliCa | × | ○ |
カメラ画素数 | 108メガ(標準)+8メガ(超広角)+5メガ(テレマクロ) /イン16メガ |
|
バッテリー容量 | 5000mAh (67W急速充電対応) |
5000mAh (120W急速充電対応) |
生体認証 | ○(側面指紋センサー) | |
防水・防塵 | × | |
SIM | nanoSIM×2 | |
USB端子 | Type-C | |
イヤホン端子 | × | |
カラバリ | メテオライトグレー、ムーンライトホワイト、 セレスティアルブルー |
私たちがレビューしました!
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