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HUAWEI MateView GT 実機レビュー その2

VAパネルを採用の34型ゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」の画質を数値で検証

2022年02月08日 10時00分更新

 「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」のレビュー2回目は画質チェック編。パネルはVAタイプ、解像度はUWQHD(3440×1440ドット)、アスペクト比は21:9、輝度は350cd/m²、色域はDCI-P3カバー率90%、コントラスト比は4000:1、HDR対応というスペックの本製品は、実際どのぐらいの画質なのでしょうか?

ファーウェイ「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」(直販価格6万2800円)

ディスプレーの表面はアンチグレア(非光沢)。照明などの映り込みの影響を受けにくいです

 カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率は99.9%、sRGB比は122.4%、AdobeRGBカバー率は85.5%、AdobeRGB比は90.7%、DCI-P3カバー率は90.0%、DCI-P3比は90.2%、NTSCカバー率は80.6%、NTSC比は86.7%という値が出ました。カタログスペックがsRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率90%なので、スペックどおりの色域を備えていると言えます。

色域はカラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測しました

sRGBカバー率は99.9%、sRGB比は122.4%

AdobeRGBカバー率は85.5%、AdobeRGB比は90.7%

DCI-P3カバー率は90.0%、DCI-P3比は90.2%

NTSCカバー率は80.6%、NTSC比は86.7%

 VAパネルは視野角がIPSパネルより狭いのが弱点とされています。実際にさまざまな角度から画面を見てみましたが、緩やかに明るさが変化するものの45度ぐらいであればそれほど気にならないレベルです。そもそも湾曲型ディスプレーは真正面に設置するはずですが、2~3人でゲーム画面を鑑賞する場合なら見え方が極端に変わることはないはずです。

ディスプレーを約30度の角度から撮影

ディスプレーを約45度の角度から撮影

 なお、本製品はHDRに対応しており「HDRを使用する」を「オン」にすれはHDRコンテンツを楽しめます。しかし、筆者の環境ではYouTubeでは問題なかったですが、Netflixでは再生することができませんでした。もし同じ現象が発生したら、Microsoft Storeから「HEVCビデオ拡張機能」(120円)のインストールをお試しください。ただし、すべての環境で「HEVCビデオ拡張機能」が正常に機能すると保証はできないので、あくまでも自己責任でお願いいたします。

筆者の環境では「HEVCビデオ拡張機能」(120円)をインストールし、再起動したら、NetflixでHDRコンテンツが再生可能となりました

 さて「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」には画質関連を筆頭に、豊富な設定項目が用意されています。次回はどのような設定が可能なのか試してみます。

「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」の主なスペック
画面サイズ 34インチ(21:9)
パネル VA
解像度 3440×1440
リフレッシュレート 165Hz
コントラスト比 4000:1
輝度 350ニト
表示色 10bitカラー(10億7000万色)
色域 90% DCI-P3/100% sRGB
映像入力端子 HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1
本体サイズ 約809×542×220mm
重量 約9.34kg
市場想定価格 6万2800円
 
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