PS5上のテストでは6516.887MB/sと十分すぎる性能
PS5にも実際に装着してみた。装着手順については公式ページ(https://www.playstation.com/ja-jp/support/hardware/ps5-install-m2-ssd/)に動画があるのでそちらを見るのが確実だ。
本製品には手順を写真付きで解説したガイドが付属するので、合わせて見ておくとよいだろう。内容は丁寧な姿勢は感じるものの、元編集者の立場からすると改善の余地もあるため、これだけで動画を見なくてもいいとまでは言いがたい。合わせてチェックして間違いなく装着したい。
高速データロードを確認 発熱も問題なしと言っていいレベル
ゲームのロード時間については、「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」「Demon's Souls」「JUDGE EYES」の3タイトルでロード時間を計測して比較している。3回実行してその平均を掲載した。結果は下の表のとおりで、体感できるほどではないが、標準SSDよりもわずかではあるが高速な傾向は見てとれる。
(単位:秒) | Premier SSD For Gamers | 内蔵SSD |
---|---|---|
Marvel's Spider-Man | 33.39 | 34.09 |
Demon's Souls | 14.42 | 14.76 |
JUDGE EYES | 29.92 | 29.98 |
温度については、室温19度の部屋でロストジャッジメントを約1時間プレイした後でFLIR ONEでサーモグラフィを撮影した。ヒートシンクの温度とはいえ、最大温度は45.8度と十分すぎるほど余裕のある温度にとどまっており、熱が問題になることはまずなさそうだ。
PS5の増設用SSDとして最有力、PC向けでも魅力
Premier SSD For Gamersの原稿執筆時点でのAmazon.co.jpでの販売価格は、512GBが1万3800円。1TBが2万3800円、2TBで4万3800円だ。容量単価だけでいえば1TBがコスパが良く、性能の良さも考えると、PS5の増設用SSDとして最有力の存在といってよいだろう。
ただ、必要な容量は個人によって異なる。512GB増量できれば十分という方ならば、それ以上の容量をいくら安く増やせても意味はない。ちなみに、Amazon.co.jpで「標準でヒートシンクが付属している」「PS5動作確認済みのSSD」という条件で探してみたところ、本製品の512GBモデルは最安クラスの製品だった。そもそも500GBクラスの選択肢自体があまりないので、意外と貴重な存在かもしれない。
なお、Premier SSD For GamersはPS5専用というわけではない。PCでのテスト結果も良好なので、PC向けとしても最速クラスのパフォーマンスを持ちながら、コストパフォーマンスにも優れるSSDとして魅力的な存在だろう。
→Amazon.co.jpへのリンク(512GBモデル)
→Amazon.co.jpへのリンク(1TBモデル)
→Amazon.co.jpへのリンク(2TBモデル)
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