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Windows 11への更新に合わせて購入したい

コスパと耐久性のバランスのとれたWD Blue SN570 NVMe SSDをチェック!

2021年12月16日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●北村/ASCII
提供: テックウインド

アクセス時の温度は最大55度、ほぼ50度前後で推移

 最後に、アクセス時はどのくらい温度上昇するのか確認してみた。CrystalDiskMarkを実行したときに、Western Digital Dashboardに表示される温度推移を観察。リード・ライトやシーケンシャル・ランダムでどう変化するのかチェックした。

 なお、WD Blue SN570にはヒートシンクは付いていないが、マザーボード側にヒートシンクが用意されており、それを利用している。また、室温は20度でPCケース内に収めた状態で計測している。

WD Blue SN570での温度推移

WD Blue SN550での温度推移

 結果としては、最大55度でランダムアクセス時。従来のWD Blue SN550では、最大57度だったので、若干温度上昇が少なかった。読み書きが終わると一気に温度が下がるので、過度なアクセス状態を続けない普段使いならまったく問題ないレベルだ。

PCIe 3.0対応NVMe SSDとしては価格と性能のバランスが◎

 こうしてWD Blue SN570の性能を検証してきたが、PCIe 3.0対応NVMe SSDとしては、シーケンシャルリードは最速レベルであり、価格は1TBでも1万1000円台で購入できるとあって、十分導入する価値のある製品と言える。

 同社のラインアップには、より安価な「WD Green SN350」シリーズがある。こちらは1TBモデルがQLC NANDを採用し、最大総書き込みバイト数が100 TBWと、TLD NANDを採用したWD Blue SN570の600TBWと比べて圧倒的に低い。保証期間もWD Blue SN570が5年に対してWD Green SN350が3年のため、信頼性や耐久性を考えたら、わずかな価格差で手に入るWD Blue SN570シリーズを選ぶほうが賢い。

 M.2接続のNVMe SSDを搭載しているマシンを持っているなら、1万1000円台で1TBという大容量化が実現可能だ。この冬に換装または増設して良い年を迎えよう。

PCIe 3.0対応NVMe SSDとしては、シーケンシャルリードが最速レベルとなる「WD Blue SN570 NVMe SSD」シリーズ。保証期間も5年と長いので、換装や増設に選ぶSSDとしてオススメできる

(提供:テックウインド)

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