週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

バイクでスマホを充電するためのアクセサリーをDIYでCBR250RRに取り付けた

2021年11月27日 15時00分更新

 最近のクルマは全席にUSB電源端子が標準装備もしくはオプションで用意され、スマホの充電が出来て当たり前です。一方、バイクで最初からUSB電源端子が設けられているのはそうは多くありません。不肖の愛馬Honda「CBR250RR」にも用意されておりません。ですがバイク乗車時、スマホをナビ代わりにすることが多くなり、バイクの電気でスマホが充電できたら便利なのに……と、ずーっと思っていました。今回はそんなバイクにUSB電源端子を取りつけたお話です。しかもショップに頼らず自力で。

※本記事はあくまでも一例になります。DIY作業に関しては自己責任でお願いいたします。

バイクでもスマホを充電したい!

バイク用品メーカー、デイトナのHPより

 バイク専門店に行くと、バイク用USB電源は数多く販売されています。その多くはハンドルバーに取り付けるのですが、不肖はその後付け感が気になってしまうのです。さらにCBR250RRの場合、そもそものハンドルバーが無いに等しいという問題が。

デイトナ「バイク専用電源スレンダーUSB Type-A 1ポート(5V2.4A)」の紹介ページより

 ネットで色々探したところ、バイクアクセサリー用品の大手デイトナのHPにUSBコネクターを縦配置にすることで薄型化を実現したバイク用USB電源を発見! これならレバー近傍のスイッチボックスに近接して取り付けても後付け感は少なそうです。

 デイトナ製バイク用USB電源「スレンダーUSB」は、USB Type-Aコネクターが1ポートと2ポートのタイプのほか、USB Type-Cコネクター1ポートの3種類がラインアップされています。USB Type-Aコネクター仕様の電流出力は2.1Aであるのに対し、USB Type-Cコネクター仕様はUSB PD対応で、最大18Wの高出力! ノートPCの充電は無理ですが、大容量モバイルバッテリーの急速充電にも対応できそうです。何よりUSB Type-C仕様の横幅は11mmと、USB Type-Aと比べて2.5mm薄いというではありませんか。

 早速バイク側を確認。右手側(ブレーキレバー側)はどう見ても取り付けできそうにありません。ですが左手側(クラッチレバー側)はスイッチボックスとレバー取り付けの間に、わずかな隙間があることを発見。この幅をモノサシで測ってみたところ10mm以上の隙間はありそうです。これなら後付け感は少なく、もし幅が足りなくてもクラッチレバーを少しだけ動かせば何とかなりそう。お買い上げ決定です! 早速ネット通販でぽちっとな。

 翌日に現物が着弾。パッケージに書かれた横幅11mmとMAX18W高出力の文字にニヤニヤしながら、能書きや商品構成が書かれている裏面を見た瞬間、動揺を覚えました。

 なんと横幅12mmと書いているではありませんか! 「どっちが正しいんだよ!」と、1mmの表記誤差にパルプンテ。どうやらハンドルバーの径が25.4mm以下の場合、商品付属のハンドルクランプスペーサーを用いるようなのですが、この幅が12mmあるようなのです。

 クラッチレバーの位置は、可能な限り動かしたくないので、このスペーサーを使わずに取り付けできることを祈るしかありません。また必要になった場合は、スペーサーのでっぱり部分を削るなど、対策が必要になりそうです。

 同梱物を確認しましょう。USB電源本体からは約50㎝ほど先に単3乾電池を二回りほど大きくしたDC-DC変換部があります。おそらくこれはバイクのフレームに取り付ければよいでしょう。そしてミニフューズが入ったフューズボックスを介して、車両側と接続します。端子形状はいわゆるギボシ型で、付属品としてYラグもしくはファストン端子のケーブルが用意されていました。

 最も簡単な接続方法は、プラス側の線は右手ブレーキレバーのブレーキスイッチに割り込ませ、マイナス側の線をバッテリーのマイナス端子かバイクフレームのボルトに共締めする方法。いわゆるバッ直です。ですが、これはバッテリー上がりの原因になるとのこと。またマニュアルを見ると右手側のブレーキスイッチに割り込ませる方法があるらしいのですが、自分の理解度が足りなかったため今回は遠慮することに。

 そこで車両のキーを回すと電気が流れ始める線(ACC)に割り込ませる方法で施工したいと思います。ちょっと難しそうに思われますが、手順を間違えなければ、それほど難しいことではなさそう。もちろん万が一車両にダメージを負うようなことがあっても、それは自己責任ということで。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事