DATAFLUCTは11月19日、「マルチモーダルデータプラットフォーム構想」の実現に向け、新規サービスの投入および既存サービスの強化に順次取り組むと発表した。
本構想は、構造化・非構造化(画像・文書など、そのままでは定型的に扱えないデータ)を問わずあらゆる種類のビッグデータ(マルチモーダルデータ)を利用できる形に処理し、カタログ化したデータをノーコード、エンドツーエンドで活用できる環境を提供するというもの。
同社は、本構想が4つのサービスで構成されるとしている。各サービスの概要は以下の通り。
・AirLake(2021年12月中旬サービス提供開始)
データ活用の前工程である収集、加工、蓄積における課題を解決し、これまでにないデータ同士の組み合わせから新たな洞察を得られる環境を提供するデータレイク/データウェアハウス。データサイエンティストやエンジニアがいなくても、画像や動画、音声、文書などの非構造化データを簡単に加工・変換できる。また、社内・社外、構造化・非構造化を問わずどこからでも必要なデータを収集し、カタログ化したデータを一元管理可能。
・DATAFLUCT cloud terminal.(2021年11月下旬リニューアル予定)
データの準備から前処理、データ解析、モデル作成、精度維持・監視、実装、継続運用といった機械学習に必要な工程を一括で実行・管理・運用できるノーコードのエンドツーエンド機械学習プラットフォーム。
・SCMのための需要予測プラットフォームサービス(2021年12月サービス提供開始予定)
精度の高い需要予測を自動で実行し、データやITの専門家のいない環境でも最新のアルゴリズムとデータを活用できるサービス。在庫数や販売数、配送の最適化、ダイナミックプライシングだけでなく、需要予測や価格調整の自動化によって業務効率を向上させ、企業の生産性と組織満足度を改善する。
・ノーコード対話型BIプラットフォームサービス(2021年12月サービス提供開始予定)
社内の誰もがデータ分析やデータに基づく意思決定およびコミュニケーションができる、データドリブン組織を推進するサービス。データ分析の知識・経験の有無にかかわらず、調べたい項目を検索窓に入力するだけでデータの取得から分析、インサイトの読み取り、ビジネスアクションの検討までのデータ利活用の一連の流れを、ノーコードで効率的に実施可能。
同社では、同構想のもと提供するサービスで、これまで分析の材料とされていなかった非構造化データを構造化して利用できるようになるほか、データカタログを用いて分析・活用することで洞察を獲得できるようになるなど、組織のデータドリブン経営に貢献するとしている。
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