週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

スカパー PLUSYで機材利用のサブスク展開も計画

コンパクトなSonosのサウンドバー「Beam(Gen2)」発売、アプリのアップデートも

2021年11月19日 19時00分更新

 Sonos Japanは、ドルビーアトモス対応のサウンドバー「Sonos Beam(Gen2)」を11月18日に発売した。価格は5万9800円。カラーはブラックとホワイトの2色展開。

 本体は幅65cmとコンパクトだ。既報の通り、センターツィーターと楕円形ミッドウーファーを左右2基ずつ備え、このユニットや本体の構造に合わせてチューニングした5基のD級アンプで駆動する。内部プロセッサーの強化によってソフトウェア的な高音質化のチューニングを施した。パンチング加工のポリカーボネート筐体の採用といったデザイン面での改良も加えている。

Beam(Gen2)

 また、Sonosは11月17日に、Sonosのオリジナルアプリ「Sonos S2」のアップデートを実施。Beam(Gen2)を含めDTSデジタルサラウンドのデコード機能が利用できるようになった。また、既発売のWi-Fiスピーカーである「Roam」と「Move」向けにバッテリーセーバー機能を用意し、スピーカーが30分間アクティブでない場合、自動で電源が切れるようになった。

 Roamは電源を切った状態であれば最大70日間バッテリー残量を保持するとのことで、久しぶりに使おうとしたら、バッテリー切れで持ち出せなかったというトラブルが起こりにくくなる。バッテリーセーバーを有効化した場合は、音楽再生時に再度手動で電源をオンにする必要がある。

DTS Surround 5.1chの再生操作

再生中のEQ操作

 また、iOS版アプリは再生画面でEQ調整が可能となった。Android版アプリの対応は数ヵ月後になるという。このほか、従来からアナウンスしているように、Sonosでは「Amazon Music」のUltra HD音源やDolby Atmos音源への対応を予定している。



 Beam(Gen2)の発売に合わせ、Sonosでは映画コメンテーターのLiLiCo氏出演の対談映像も公開している。「Hollywood@Home ―自宅にハリウッドを―」と題しており、Sonosサウンドバーを利用しながら映画の視聴体験について語っている。

 対談の中で、LiLiCo氏は「映画館を困らせないでください」とSonosサウンドバーの音の良さを端的に表現した。

対談風景。Sonosの体験を「音に抱かれた感じ」「音が見えた」などと表現。

ホワイトモデル

 Sonosの音決めに関わっているのは、ビートルズのレコーディングに携わっている音楽プロデューサージョージ・マーティンの息子である音楽ジャイルズ・マーティン氏。「Sonosのサウンドは存在しない」「光を取り込む透明な窓」とし、クリエイターの意図を曇らせない、ありのままのサウンドの提供に取り組んでいるという。

 Sonosが製品開発を通じて気付いたのは、映画の音声再生について大切なことはせんじ詰めれば「最も重要なセリフが聞こえにくくならない」こと。ここの聞こえが悪くなるとテレビを通して間接的に見ているような感覚が出て、感情の伝わりが悪くなるという。Beam(Gen2)では効果音の聴こえにも配慮し、臨場感の高いサウンドが得られるとした。

 Beam(Gen2)はレゴブロックのように機器を追加し、拡張していくことができる。サブウーファーやサラウンドスピーカーをワイヤレス接続できるほか、Trueplayという独自の技術で部屋の状況に合った再生音に調整できる。こうした機器の体験を通じて、テレビとサウンドバーの同時購入が10%未満、スマホ内蔵スピーカーでの音楽再生が多数派という日本の現状を変えていきたいとする。

 製品はオンライン直販で購入できるほか、ヨドバシカメラの店頭でも体験/購入できる。また、年内を目安にスカパー PLUSYで機材利用のサブスク展開も計画しており、Sonos Beam(Gen2)やSonos Arcといったサウンドバーを⽉額料金で利⽤できる新たなサービスを2021年内に開始する予定。具体的な料金や時期については後日案内する予定だ。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう