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「ASUS Vivobook Pro 16X OLED」は、16型で16:10の4K OLEDにRTX 3050まで積んだ最強ノートPC

2021年11月25日 11時00分更新

CPUの回り具合は良好! RTXは3050だが安心感

 速度計測はCore i7-11370H+RTX3050のインテルモデルで、ASUSのユーティリティーで最高速に設定し、実施した。

 CPUの回し具合をみるCinebenchではR15で1083、R20で2709、R23で6986まで出た。ASUSの同じCPUを搭載しているバリバリのゲーミングノートとほぼ同じ値で、十分に高速で回っている。

 3DMarkでは、TimeSpyで4573、FireStrikeで10484、WildLifeで16430と、RTX3070搭載のゲーミングノートの60%まで出ており、こちらも性能は十分発揮できている。

 SSDはDiskMarkのマルチシーケンシャルリードが3556MB/sで、ライトが3017MB/sと、PCIe Gen3x4接続のタイプとして、きちんと速度が出ている。

右のファンは90mm、左は65mmで排気は後方のみである。

SSDはM.2なので、ユーザーが換装も可能(ただし個人の責任で)

メインメモリーはボード直付けなので、最初から多めを選ぼう

スピーカーはL字配置で70mm×2と大型である

MyASUSで、ファンモードを3段階で指定できる。ベンチマークはパフォーマンスモードで実施したが、ロードによってファンが回るだけなので、ずっとうるさく回りっぱなしにはならない

CinebenchではR15で1083、R20で2709、R23で6986

3DMarkでは、TimeSpyで4573、FireStrikeで10484、WildLifeで16430

SSDはDiskMarkのマルチシーケンシャルリードが3556MB/sで、ライトが3017MB/s(画面下)。PCMARKとGeekbenchもいい数字が出ている

 バッテリーベンチは、MyASUSのパフォーマンスモードのまま、OLED輝度最高で6時間48分も駆動した。バッテリーの容量は96Whと大型ではあるが、重量2キロ切りで、これだけ大きく明るいOLEDをドライブし続けるのは大したものだ。

 充電は同じ条件で、0から50%まで30分、70%まで45分、90%まで75分と非常に高速だ。ACアダプターは120W出力でありながら、よくここまで高速充電している。

 ちなみにUSB Type-C経由での充電にも対応しているので試してみた。Ankerの超小型アダプター「Nano II 65W」でも、マシンを利用しながら充電が可能で、50%までが60分と120Wタイプの2倍程度の時間がかかったが、こうした製品でも充電可能なのは出歩くときにとても気が楽である。

付属のACアダプターは20Vで120W出力。

クリエイターはもちろん
仕事の効率UPにもおススメの常用モバイルノートなのだ

 個人的にはテンキーをなくして、キーボードを中央に持ってきて、microSDスロットを標準サイズにしていただけると、文句なしのマシンとなる(全機種黒でいいとも思います)。

 Vivobookには普及価格帯のイメージがあるが、このVivobook Pro 16X OLEDは、ディスプレーはもちろん、CPUもGPUも高いパフォーマンスを出しており、フラッグシップといってもいい出来のマシンだ。重量も2kgを切っているから、持ち歩きも十分可能。クリエイターだけでなく、最高の「マイコンピューター」を探している人も、ぜひチェックしてほしい逸品なのである。

 

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