CPUの回り具合は良好! RTXは3050だが安心感
速度計測はCore i7-11370H+RTX3050のインテルモデルで、ASUSのユーティリティーで最高速に設定し、実施した。
CPUの回し具合をみるCinebenchではR15で1083、R20で2709、R23で6986まで出た。ASUSの同じCPUを搭載しているバリバリのゲーミングノートとほぼ同じ値で、十分に高速で回っている。
3DMarkでは、TimeSpyで4573、FireStrikeで10484、WildLifeで16430と、RTX3070搭載のゲーミングノートの60%まで出ており、こちらも性能は十分発揮できている。
SSDはDiskMarkのマルチシーケンシャルリードが3556MB/sで、ライトが3017MB/sと、PCIe Gen3x4接続のタイプとして、きちんと速度が出ている。
バッテリーベンチは、MyASUSのパフォーマンスモードのまま、OLED輝度最高で6時間48分も駆動した。バッテリーの容量は96Whと大型ではあるが、重量2キロ切りで、これだけ大きく明るいOLEDをドライブし続けるのは大したものだ。
充電は同じ条件で、0から50%まで30分、70%まで45分、90%まで75分と非常に高速だ。ACアダプターは120W出力でありながら、よくここまで高速充電している。
ちなみにUSB Type-C経由での充電にも対応しているので試してみた。Ankerの超小型アダプター「Nano II 65W」でも、マシンを利用しながら充電が可能で、50%までが60分と120Wタイプの2倍程度の時間がかかったが、こうした製品でも充電可能なのは出歩くときにとても気が楽である。
クリエイターはもちろん
仕事の効率UPにもおススメの常用モバイルノートなのだ
個人的にはテンキーをなくして、キーボードを中央に持ってきて、microSDスロットを標準サイズにしていただけると、文句なしのマシンとなる(全機種黒でいいとも思います)。
Vivobookには普及価格帯のイメージがあるが、このVivobook Pro 16X OLEDは、ディスプレーはもちろん、CPUもGPUも高いパフォーマンスを出しており、フラッグシップといってもいい出来のマシンだ。重量も2kgを切っているから、持ち歩きも十分可能。クリエイターだけでなく、最高の「マイコンピューター」を探している人も、ぜひチェックしてほしい逸品なのである。
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