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軽井沢の自然の風の測定データから開発

オフィスに自然の風を再現する「ウィンドユニット」、ダイキン工業とオカムラが共同開発

2021年11月11日 20時30分更新

自然の風をオフィスに再現

 ダイキン工業は11月11日、自然の風を再現する「ウィンドユニット」をオカムラと共同開発したと発表した。

「ウィンドユニット」

 本製品は、ダイキン工業が開発した自然の風を再現する大型送風機「Wind Creator」を、オカムラの家具シリーズ「Lives(ライブス)」のシェルフに組み込み、ユニットとして新規開発したもの。価格はオープンプライスで、オカムラよりオフィス向けソリューションとして11月より発売する。

 ウィンドユニットは、軽井沢の自然の風の測定データをもとに、オフィスの中で体全体を吹き抜ける「ゆらぎ」のある風を再現し、一定の強さ、リズムで吹く風よりも、快適に感じる風を生み出せるとする。また、オフィス内のレイアウトにより生じる「空気のムラ」を解消する効果もあり、換気効率の向上にも役立つ。

 両社は、2018年にダイキン工業が立ち上げた協創プラットフォーム「CRESNECT」を通じて出会い、2019年に「point0」と同社が運営する会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」が誕生した。

 point 0 marunouchiプロジェクトには様々な業種の企業20社が参画しており、オープンスペースや会議室、仮眠ブースなどにおいて各社の最新技術やデータ、ノウハウを活用し、多様な働き方に合わせたソリューションを導入している。今回開発したウィンドユニットも、point 0 marunouchiに設置したWind Creatorをベースに、オフィス利用者の声を集めながら両社の協創を通じて開発を進めたもの。

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