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いまならVAIO Zがかなりお得価格で手に入る

新VAIO SXシリーズ登場、「VAIO Zユーザー」として気になる違い、勝色は選ぶべき?

2021年11月12日 15時00分更新

マイクもスピーカーもいい、テレワークに適した製品に

 加えて、テレワークの復旧による外出先での利用やオンライン会議を意識し、VAIO Zと同様のカメラや人感センサーを搭載。さらにVAIO Zにはなかった、AIノイズキャンセリング機能も搭載することで、音声以外の雑音を低減し、より聞き取りやすくなるよう改善された。

VAIO SX14には、「VAIOの設定」アプリにAIノイズキャンセリングについての設定が追加されている

 こんな感じで、VAIO Zのいいところを吸収し、一部さらに改良を施したVAIO SX12/SX14VAIO Zと同じ画面サイズであるVAIO SX14との主な違いは以下の通りだ。

VAIO ZとVAIO SX14との主な違い
  VAIO Z VAIO SX14
ボディ 4面立体成型UDカーボン 天板のみ立体成型UDカーボン
CPU TigerLake-H35 TigerLake-UP3
冷却機構 デュアルファン シングルファン
WAN 5G LTE
インターフェース USB-C×2、HDMI×1、ヘッドホン×1 USB-C×2,USB-A×2、HDMI×1、LAN×1、ヘッドホン×1
オーディオ機能 Dolby Audio Dolby Atmos、AIノイズキャンセリング機能
画面 4K、FHD 4K、FHD、FHDタッチ対応
バッテリー駆動時間 約34時間(FHD) 約28~30時間(FHD)
重量 約958g~ 約999g~
カラバリ ブラック ファインブラック/ファインホワイト/ブライトシルバー/アーバンブロンズ

 4面にUDカーボンを採用しているVAIO Zは、デュアルファン仕様であるにもかかわらず、VAIO SX14より約50g軽い。それでいて、公称バッテリー駆動時間は、FHDの場合最大6時間も違っている。さらにモバイルするのに重要となるWAN機能は、VAIO Zは5G対応に対しVAIO SX14はLTEとなっている。現状では、まだまだ5Gは都心のみしか普及していないが、今後数年使うことを考えると、5G対応していたほうが高速通信時代に突入したときでも安心だ。

 一方で、インターフェースでは、USB-A端子を搭載しないVAIO Zは、従来のUSB機器を利用したいときにUSBハブなどを利用しなければならない。また、音響効果機能としてVAIO ZはDolby Audioに対しVAIO SX14ではDolby Atmosに対応。さらにAIノイズキャンセリング機能も備えているので、音響まわりはVAIO SX14のほうが上だ。

 また、性能面ではVAIO ZのTigerLake-H35シリーズに対し、VAIO SX14はTigerLake-UP3シリーズを採用。VAIO Zに搭載されているインテル Core i7-11370Hプロセッサー、VAIO SX14で採用されているインテル Core i7-1195G7プロセッサーを比較してみたのが以下の表だ。

CPU仕様の主な違い
  Core i7-11370H プロセッサー Core i7-1195G7 プロセッサー
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.8 GHz 5 GHz
コンフィグラブル TDP-up 周波数 3.3 GHz 2.9 GHz
コンフィグラブル TDP-up 35 W 28 W
コンフィグラブル TDP-down 周波数 3 GHz 1.3 GHz
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス eligible
グラフィックス最大動的周波数 1.35 GHz 1.4 GHz

 こうしてみると、TDPが35Wと28Wと違い基本動作周波数も3.3GHzと2.9GHzで11370Hのほうが上回っているものの、ターボブースト時は1195G7が5GHzと0.2GHz上回っている。この値は、SIGNATURE EDITIONに搭載のCore i7-11370H Special Editionプロセッサーと同じだ。さらに内蔵グラフィックスの動作周波数は1.35GHzに対し1.4GHzと、こちらも1195G7のほうが微増している。

 その上で、どちらもVAIOお得意のVTP(VAIO TruePerformance)に対応していて、持てる性能をフルに発揮することになる。

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