週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

『マブラヴ オルタネイティヴ』を題材とした『Project MIKHAIL』のアーリーアクセスをプレイ!動作検証も実施

2021年11月03日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

Radeon RX 5700 XTを使いフルHDで平均50fps前後
快適動作にはミドルクラス以上のGPUが必要かも

 最後に本作の動作検証をしておきたい。ただし、本作は現在アーリーアクセスであり、正式版ではないため、あくまで参考値として欲しい。本作のシステム要件は以下のとおり。

最低 推奨
CPU インテル「Core i7」4コア、2.5GHz インテル「Core i7」4コア、3.6GHz
グラフィックス NVIDIA「GeForce GTX 970」(4GB)/AMD「Radeon RX 570」(4GB) NVIDIA「GeForce GTX 1660」(6GB)/AMD「Radeon RX 5600 XT」(6GB)
メモリー 4GB 6GB
ストレージ 10GB 利用可能
OS Microsoft「Windows 10」(64ビット)
追記事項 SSE4.2/AVX必須、Intel系GPUは非対応

 CPUについては、推奨も4コアと低い。グラフィックスは少し前のフルHD(1920×1080ドット)を想定したビデオカードなので、最新のローエンドのビデオカードでもフルHDなら遊べそうだ。そこで、筆者のやや型古になった自宅のメインPCで、フレームレートを計測してみた。検証環境と結果は以下のとおり。

【検証環境】
CPU AMD「Ryzen 7 3800X」(8コア/16スレッド、3.9~4.5Hz)
グラフィックス ASUS「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING」(Radeon RX 5700 XT、8GB)
メモリー G.SKILL「F4-3200C16D-32GTRG」(16GB×2、DDR4-3200)
ストレージ Seagate「FireCuda 520」(2TB SSD、PCIe 4.0)
OS Microsoft「Windows 10 Home」(64ビット)

 フルHDでは最大で75fpsを超えていたが、平均だと51.4fpsと60fpsを下回った。99パーセンタイルのフレームレートは30fpsなので、まずまず快適に動作していると言える。しかし、WQHDになると平均で34.3fps、99パーセンタイルで14.5fpsという結果に。目に見えて画面がカク付くということはなかったので、攻撃を受けたりした際のスローモーションになるシーンなどが、最小値として計測されているのでは?とも思える。

 とはいえ、平均で35fpsを切っているのでやや心もとない。一方で、4Kは目に見えて動作が重くなっていたので、厳しいといった感じだ。WQHDを想定した一世代前のRadeon RX 5700 XTでの結果なので、高解像度&高フレームレートでプレイするには、今のところミドルクラス以上のビデオカードが必要のようだ。

 また、試しにインテル第11世代「Core i7-1165G7」を搭載するコントローラー付きのUMPC「GPD WIN3」でもプレイしてみたが、こちらは3Dグラフィック品質を「低い」にすれば、解像度1280×720ドットで平均50.5fpsと、まずまずの動きで動作した。内蔵GPUでも最新のインテル Iris X グラフィックスであれば、品質や解像度設定次第では、携帯ゲーム機感覚で遊べそうだ。

最近ラインアップが増え、密かに人気となっているコントローラー付きのUMPC。「GPD WIN3」は5.5インチ(1280×720ドット)と解像度が低いため、品質を下げれば『Project MIKHAIL』もそこそこ遊べた

『Project MIKHAIL』は、『マブラヴ オルタネイティヴ』世界観をベースに、戦術機を操作してBETAを駆逐していく爽快感が楽しめるアクションゲームに仕上がっていた。タンク級やフォート級のサイズ感、タンク級に大量にまとわり付かれる絶望感も原作ファンにはたまらない。

 基本移動がブースト移動というのは好みが分かれそうだが、シンプルで慣れればこの手のアクションゲームが苦手な人でも快適に楽しめるように感じた。マウスやキーボードでも操作できるが、ファイトスタイルが増えると、画面上のアイコンをマウスカーソルで誤操作しそうだったりと操作し辛いのでゲームパッドは推奨だろう。

 アーリーアクセスのため、まだまだ未完成の部分もあるようだが、オンライン要素も全国の衛士と一緒にプレイできるおもしろさを感じさせる作りであり、オンライン対戦も楽しみだ。原作が好き、またアニメを見て好きになったという人は、まずはアーリーアクセスをプレイしてみよう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事