iPhone 13シリーズの登場に合わせてiOS 15がリリースされた。AppleのウェブサイトにはiOS 15で利用できる新機能というページが用意されているのだが、そこに記載されている項目数はなんと243。今回はこの中から、ユーザー体験が大きく変化した10機能を紹介する。
iOS 15の対応機種はiPhone 13シリーズはもちろん、古くはiPhone 6sシリーズまでと幅広い。iPhone SEの第1~2世代やiPod touchの第7世代もサポートする。
設定から「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開き、画面下部の「iOS 15にアップグレード」をタップ。画面の指示に従って操作すればいい。現在はバグ対処で何度かバージョンアップし、iOS 15.1がリリースされている。
iOS 15の新機能 その1
機能追加に加えて大きくUIが変化したSafari
まず大きく強化されたのがブラウザーアプリの「Safari」だ。URLなどが表示されているタブバーが画面下部に表示されるようになった。他にもページの上から下に引っ張ることでウェブページを更新したり、音声検索ができるようになっている。
複数のタブをグループ化して切り替えられるようになったのも見逃せない。たとえば、「ITニュース系」「SNS系」「アニメ情報系」のように複数のウェブページを登録しておけば、再検索しなくても手軽に閲覧できる。タブグループは同期できるので、他のiOS端末でも同じように利用可能だ。
Safariで「拡張機能」が利用できるようになった。以前から連携アプリはあったが、拡張機能としてまとめられるのだ。同時に、App Storeで専用のカテゴリーが用意され、手軽にインストールできる。
現在は広告ブロッカーやパスワード管理アプリ、ジェスチャー操作アプリなどが対応している。今後、ラインナップが増えることを期待したい。
iOS 15の新機能 その2
アプリ間でドラッグ&ドロップできるようになった
アプリ間でデータをドラッグ&ドロップできるようになったのもポイントだ。文字列や画像などの対象を長押しし、動かせるようになったら、アプリを切り替え、貼り付けたい場所で指を離せばいい。片手操作では難しいが、両手を使えば簡単にできる。
たとえば、Safariで検索した情報をLINEに貼り付けたり、撮影した写真をメモ帳に挿入したりできる。
iOS 15の新機能 その3
撮影した画像の文字を読取って翻訳できるようになった
カメラで撮影した画像内に写っている文字を認識し、翻訳してくれる機能が追加された。まだ日本語には対応していないが、機能を利用することは可能。「設定」の「一般」から「言語と地域」を開き、「テキスト認識表示」をオンにする。
現在は、英語や中国語、イタリア語、スペイン語などに対応していると確認ダイアログが開くので、「オンにする」をタップすればいい。
iOS 15の新機能 その4
AndroidやWindowsユーザーともFaceTime通話が可能に
FaceTimeが大きく強化された。リンクを作成してそのURLを相手に送り、ブラウザーでアクセスしてもらえばいい。マイクやカメラへのアクセスを許可し、自分の名前を入力すれば、すぐにビデオ通話に参加できる。Apple IDなどのアカウントを作成したり、ログインする必要がないのは便利だ。
通話中にマイクのミュートをオン・オフするとサウンドで教えてくれるのもありがたい。意図せずに画面に触れて音が通じていないのに喋り続けるとか、実はミュートにして家族と話しているつもりなのに筒抜けだった、というトラブルを回避できる。
iOS 15の新機能 その5
ホーム画面の順番を変えたり削除できるようになった
ホーム画面のカスタマイズがさらに便利になった。ページスイッチャーを長押しすると、アプリやフォルダの移動や削除ができるようになる。この状態からさらにページスイッチャーをタップするとホーム画面のサムネイル一覧が表示される。この画面で、ホーム画面をドラッグして移動できるようになった。さらには、チェックを外して非表示にしているホーム画面を、左上の「-」アイコンをタップして削除することもできる。
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