ついに実用レベルか!? 取材に使えそうな「Pixel 6」の日本語音声認識と翻訳機能に期待
「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」のカメラバー、ダフト・パンクっぽいデザインは嫌いじゃないですが、個人的には「Pixel 5」まで採用されていたファブリック調の純正ケースが、シリコンケースのみになってしまったのが残念。好きだったんですけどね、あのケース。
今回の新しいPixelシリーズのキモは、「Google Tensor」という独自のチップセットが採用され、それによってGoogleのAIがオンデバイスでより速く、サクサク動くようになったことですよね。今までもPixelシリーズは、GoogleのAIが最もその真価を発揮できるスマホだったんだけど、新しいチップセットによって、それがさらに一歩も二歩も進んだという感じでしょうか。たとえば風景に映りこんだ余計なものを消せるカメラの消しゴム機能は、他メーカーのスマホにもすでにある機能ですが、「Pixel 6」シリーズのそれはかなり精度が高そう。同じく翻訳機能そのものはもはや目新しいものではないですが、発表イベントに登場した「こんまり」さんへの日本語→英語のインタビューを見る限り、翻訳の速さも精度も実用レベルなのでは! と、期待が高まります。今はなかなかそのチャンスがないですが、また海外の展示会を取材できるようになったら、ぜひ試してみたいですね。
私は英語が苦手なので、Googleの翻訳機能にはずっと注目してきました。たとえば2017年に、Pixelと組み合わせてリアルタイム翻訳ができる! というウリで、初代の「Pixel Buds」が発売されたときも、日本未発売だったのをPixelともども、わざわざ米国の友人に頼んで取り寄せたほど。まぁその期待は見事に裏切られて「Google翻訳が取材に使えるようになるのは、まだまだ遠い未来だな」と思ったのですが、その未来は意外に早くやってきたかもしれません。
翻訳もそうですが、あのインタビューを見る限り、自然な会話での日本語の音声認識にも期待が持てそう。「Pixel 4」から搭載された文字起こしができるレコーダーも、ついに日本語に対応するということなので、ライターとしてはいよいよインタビューのテープ起こしが不要になるのではないかと期待してしまいます。まぁこれまでの経験から、過度な期待は禁物と言い聞かせているのですが。
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