富士通は10月4日、100VM(仮想マシン)規模に対応した小規模向けモデル「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-V プライベートリージョンSmall」の提供を開始した。
ユーザー拠点にパブリッククラウドと同等の機能を持つユーザー専有クラウド基盤をサーバ-などのハードウェアからソフトウェア、ネットワーク、マネージドサービスや保守サービスまで一体化して提供、運用するオンプレミスクラウド。同社では2020年6月よりオンプレミスクラウド事業を開始しており、新たに幅広い領域でクラウド導入を加速させるという。
従来の大規模向けに加えて100VMの小規模モデルを展開することにより、これまでクラウド活用が進みづらかったリアルタイムデータを低遅延で処理する必要がある製造ラインの制御系、金融や公共機関の基幹系のシステムといったさまざまなオンサイトのIT環境におけるクラウド活用に利用できるという。さらに同社は今後、20VM規模から利用できるモデルやコンテナ搭載モデルなどの商品を拡充することでオンプレミスクラウド事業を強化するとしている。
従来の「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-V」に導入された技術やノウハウをクラウド基盤に実装してオンサイトで提供し、FJcloud-Vと同一のインターフェースで管理ポータルを利用できるためハイブリッドIT環境の統合的な運用管理を実現可能。全国に展開する保守拠点および、クラウド、プロダクトのデリバリーや保守運営ノウハウなどの当社リソースを総合的に活用してサービスを提供する。
販売価格はSmall(256vCPU、100VM)で初期費用無料/月額税抜き200万円台からの提供となる。
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