WQHDは最小フレームレートも100fps前後
大規模なボス戦でも快適にプレイ可能!
では、実際にFFXIVをプレイし、いくつかのシーンにおけるフレームレートを計測してみたい。まずは、「リムサ・ロミンサ」という街を移動する際のフレームレートを確認しよう。
この街は利便性がよく、多くのプレイヤーが集まり、それゆえ描画負荷も比較的高い状況になっている。テスト方法だが、このリムサ・ロミンサを一定のルートで移動し、その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得している。
「リムサ・ロミンサ」で移動時の結果は、3840×2160ドットでは最小フレームレートが60fpsを割ってしまうものの、2560×1440ドット以下の解像度であれば常時80fps以上のパフォーマンスを発揮。プレイヤーキャラクターが多いようなシーンでも、かなり快適なプレイが実現できている。
さらに、フィールドにおける戦闘シーンのフレームレートもチェックしたい。そこで選択したのは「ザトゥノル高原」と呼ばれる場所で行われるスカーミッシュという戦闘シーンだ。ここでは、スカーミッシュが発生すると、多人数で協力してモブの殲滅が行われる。そのため、戦闘シーンでも比較的、描画負荷が高い状況というわけだ。
ここでは、解像度によって差が広がる結果となった。さすがに3840×2160ドットでは最小フレームレートが60fpsに届いていないが、2560×1440ドットで常時120fps以上のフレームレートを発揮している点は評価できる。1920×1080ドットでは、平均フレームレートは220fps弱にまで達しており、かなり快適なプレイが実現した。
さらにアライアンスレイド、希望ノ砲台:「塔」の各ボスにおける戦闘シーンのフレームレートも取得してみた。ここではプレイヤー24人で攻略が行われるほか、ボスの攻撃によってさまざまなギミックが展開されるので、描画負荷も大きくなりがちだ。
希望ノ砲台:「塔」 の結果は、各ボスで若干のバラつきはあるものの、1920×1080ドットであれば平均180fps、最小130fpsは維持できているようで、プレイはかなり快適だ。2560×1440ドットでも、最小フレームレートは100fps程度は出ており、キャラクターを操作していて“重い”と感じることはまったくなかった。
ただ、これまでの結果と同様に、3840×2160ドットは50fpsを切る場面もあり、やはりもうちょっとフレームレートが欲しいところだ。
最後に「FFmpeg」を用いた動画ファイルのトランスコードに要する時間も見ておきたい。今回紹介しているFFXIV推奨モデルはすべて、Radeon RX 6700 XTを採用しているため、Radeon Softwareに用意された「Radeon ReLive」から、プレイ内容を簡単に録画することが可能だ。FFXIVに限らないが、ゲームプレイの録画ファイルを、TwitterやYouTubeで公開するといった楽しみ方をしているプレイヤーは多い。
そこで、今回用意したのはFFXIVをプレイした7分弱の動画ファイルで、これをFFmpegでH.264/AVCとH.265/HEVCのそれぞれにトランスコードしている。H.264/AVCのトランスコード時間は10分弱、一方H.265/HEVCでは21分ほどで作業が終了した。このあたりは、Ryzen 7 5800Xの性能を如何なく発揮していると言える。
FFXIVを今から始めるなら推奨PCが快適&安心!
ちなみに、今回テストに使用した「LEVEL-R0X6-R58X-DUX-XIV」以外にもRyzenとRadeonを搭載した推奨PCがドスパラとTSUKUMOからも販売されているが、そのどちらもCPUがRyzen 5 5600Xで、ビデオカードがRadeon RX 6700 XTという構成になっている。
CPUこそ「LEVEL-R0X6-R58X-DUX-XIV」が採用しているRyzen 7 5800Xよりもコア数の少ない6コア/12スレッドではあるが、GPUが同じなためゲームプレイだけなら、大きな差はない。CPUのコア数が上回っている方が、ゲームをプレイしながら実況配信するといったマルチ作業がより快適になるため、実況配信も同じPCでと感じている人は「LEVEL-R0X6-R58X-DUX-XIV」を、それ以外の人は各社のPCケースのインターフェースや見た目などの好みで選んで差し支えない。
どのモデルも解像度が2560×1440ドット以下なら最高品質でFFXIVが快適にプレイできる。2560×1440ドットでも60fpsを切る場面がまったくなかったため、カジュアルでプレイし、ゲーム内写真を撮る時などは高解像度でプレイするのもイイだろう。
今回紹介したFFXIVのPCは、AMDのオウンドメディア「AMD HEROES」の特設サイトにまとまって紹介されている。これからFFXIVをプレイしたい、今のPCでスペック不足を感じて買い換えたいという人は参考にしてみてはどうだろうか。
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(提供:日本AMD)
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