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オプティカルスイッチの最新ゲーミングキーボード「Huntsman V2」&「Huntsman V2 TKL」実機レビュー

2021年09月27日 11時00分更新

個人的にはRazerクリッキーオプティカルスイッチのほうが好み

 さて「Huntsman V2」、「Huntsman V2 TKL」を実際に使ってみた感想だが、キーボードとしての全体的な剛性感について違いはない。

 またフルサイズ、テンキーレスとカテゴリーは異なっているが、同じキースイッチが採用されているので、キーピッチ、キーストロークなどは同一だ。テンキー、マルチファンクションデジタルダイアル、4つのメディアキーの利便性と、設置性&携帯性のどちらを優先するかで、購入するモデルを選べばいい。

 悩むのはやはりスイッチの種類である。Razerによればスイッチはリニアのほうがクリッキーより人気があるとのこと。実際、Razer第2世代リニアオプティカルスイッチとRazerクリッキーオプティカルスイッチを打ち比べてみると、前者のほうが静音性はさらに向上しており、押下圧も強く設定されていることから打鍵感も上質に感じられる。

 ただ、筆者は現在Razerのクリック感とタクタイル感を重視した「Razerグリーンメカニカルスイッチ」搭載キーボードを愛用している。個人的にはRazerクリッキーオプティカルスイッチのほうが好みだ。

 キーボードのフィーリングの好みは本当に人それぞれ。やはり購入する際には店舗で展示品を打ち比べてみることを強くお勧めしておきたい。

「Huntsman V2」、「Huntsman V2 TKL」は利便性と、設置性&携帯性のどちらを優先するかで選べばいい

打鍵感だけはお伝えしづらい。リニアスイッチのほうが人気はあるとのことだが、個人的には押した感のあるクリッキースイッチのほうが好みだ

現時点のメインストリームはリニア
クリッキーのオプティカルスイッチ搭載機

 Razerのキーボードには、現在、メンブレン(メカ・メンブレン)、メカニカル(グリーン、イエロー、オレンジ)、そしてオプティカル(リニア、クリッキー、アナログ)と7種類のスイッチが用いられている。

 中でも、アクチュエーションポイントを調整可能で、1キーに2アクションを登録できるアナログオプティカルスイッチは先進的だ。

 とはいえ、高価格帯の製品なので、現時点のメインストリームはリニア、クリッキーのオプティカルスイッチとなっている。入力レイテンシーが限りなくゼロに近く、ゲームに勝てるキーボードを求めているのなら、今回の「Huntsman V2」、「Huntsman V2 TKL」は真っ先に検討すべき製品なのである。

 
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