iPhone 13シリーズは総務省の進める
「競争環境の整備に向けたアクション・プラン」に最適
eSIMに関しては、楽天モバイル、ソフトバンク、auに続いて、NTTドコモも対応を始め、4キャリアでの利用が可能となった。しかも、MNPの手続きもネットで完結するようになり、契約しているキャリアでのMNP転出手続き、解約、MNP移行先での手続きがネットですべてできるようになった。
深夜にやろうとすると、翌朝まで手続き完了に待たされることはあるが、「思い立ったら、即MNPで、即利用可能」という夢のような環境が整備された。違約金や解除料もほとんどなくなるなど、乗り換えの障壁も取っ払われてきた。これも、菅総理と総務省の「アクション・プラン」に感謝だ。
昨年、菅総理が誕生したことで、ahamoのようなオンライン専用プランで20GBを3000円以下で利用できるようになり、今月にはpovoが2.0となり、基本料金ゼロ円というプランが誕生した。
eSIMのおかげで、気軽にMNPできるようになり、それこそ、毎月のようにキャリアや料金プランを乗り換えるなんてことも可能だ。
その際、やはり安心して使えるスマートフォンという点においては、iPhone 13がダントツだろう。
4キャリアで扱っており、どのキャリアの周波数帯にもきっちりと対応している。残念ながらミリ波には対応していないが、5Gでもどのキャリアにおいてもバッチリとつながる。
iPhone 13シリーズが、総務省の進めている「乗り換えを促進する料金競争につなげる」という施策に最適なスマートフォンであることは、間違いない。総務省はiPhone 13に対して、「総務省推薦」の称号を与えてもいいくらいだ。
KDDIのpovo2.0に対抗する他社のプランに注目
先日、KDDIがpovo2.0を発表して、基本料金ゼロ円が話題となった。KDDIとしては、基本料金ゼロ円から使える楽天モバイルを意識したものだろうが、今後、povoに他社からの流入が増えれば、ソフトバンクやNTTドコモも対抗プランを出さざるを得なくなるだろう。特にNTTドコモはMVNOと組んで「エコノミー」というジャンルで新しい料金プランを出すと昨年12月に公言している。
果たして他社はどんな対抗プランを出してくるのか。いつでもすぐにMNPして移行できるよう、iPhone 13を購入して、その日を待ってみたい。
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