HUAWEI MateBook X Pro 2021実機レビュー その3
「HUAWEI MateBook X Pro 2021」はユーザー視点の使い勝手の良さが魅力
ユーザーが快適に使えるインターフェース
ファーウェイというとユーザー目線に立った丁寧なモノづくりに定評がある。今回は13.9型ノートPC「HUAWEI MateBook X Pro 2021」の使い勝手にスポットを当ててレビューしていこう。
ファーウェイ製ノートPCで高く評価できるのが指紋認証センサー一体型電源ボタン。電源オフ状態でもボタンをプッシュした際に指紋を読み取り、記憶して、そのままWindowsにログイン可能だ。他社製ノートPCのように、電源オンで1回、指紋認証で1回と、二度押ししなくて済むのは非常に快適だ。
ウェブカメラの配置は好みが分かれる
一方、好みが分かれるのはポップアップ式ウェブカメラ。ディスプレーを狭額縁化できる、未使用時にレンズをふさいでプライバシーを守れるというメリットがあるが、その一方でキーボード奥に設置されているため見上げるような不自然な構図となってしまうのが弱点。ビデオ会議の際には画面ではなくカメラを真っすぐ見るように心がけよう。
打鍵感は良好! 仕事が進むキーボード
キーボードは日本語仕様で、キーピッチは実測19mm前後、キーストロークは実測1.2mm前後。打鍵感は非常に上質で、また打鍵音も低めに抑えられている。「-」「^」「\」キー以外はすべて等幅に揃えられており、自然な配列だ。キーストロークの浅さに慣れれば、フルスピードで文字入力できるキーボードと言える。
タッチパッドには圧力を感知してクリック感をフィードバックとして返す「HUAWEIフリータッチ」を採用。ダイビングボード構造のタッチパッドように実際に沈み込むわけではないので、押す間に指がずれる誤操作とは無縁だ。実測120×77mmと面積も広く確保されているので、ジェスチャー操作も快適。理想に限りなく近いタッチパッドだ。
このほかにも、クラムシェルノートPCなのにタッチパネルを搭載していたり、USB Type-C、USB Type-A、D-Sub、HDMIを増やせるハブを標準同梱していたりと、使い勝手が細かく配慮されている。「HUAWEI MateBook X Pro 2021」は使えば使うほど手になじみ、手放せなくなるマシンだ。
【次回予告】
次回はいよいよ最終回。これまでの内容を踏まえて、HUAWEI MateBook X Pro 2021を総括します。
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