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HUAWEI MateBook X Pro 2021実機レビュー その2

ファーウェイの高性能モバイル「MateBook X Pro 2021」の性能を徹底チェック!

2021年10月05日 12時00分更新

ハイエンドPCはどのくらいの実力なのか?
ベンチマークで検証する

 ファーウェイの13.9型フラッグシップノートPC「HUAWEI MateBook X Pro 2021」は、Core i7-1165G7/メモリー16GB/ストレージSSD1TB(PCIe Gen3 x4接続)というシステム構成だ。それではいったい、どのぐらいのパフォーマンスを発揮するのだろうか? 今回は実機によるベンチマーク結果を紹介する。

「HUAWEI MateBook X Pro 2021」市場想定価格27万4780円

「Core i7-1165G7」は「Intel Iris Xe Graphics」を内蔵しており、3Dグラフィックス性能が向上している

 まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は4431、「CINEBENCH R20」のCPUは1727pts、「CINEBENCH R15」のCPUは802cbという結果になった。「Core i7-1165G7」搭載機であればもっとパフォーマンスが出てもいいのだが、低発熱、省電力性、静音性を重視したチューニングなのかもしれない。

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は4431、CPU(Single Core)は1260pts

「CINEBENCH R20」のCPUは1727pts、CPU(Single Core)は508pts

「CINEBENCH R15」のOpenGLは97.67fps、CPUは802cb、CPU(Single Core)は215cb

3Dゲームは設定次第で快適に遊べそう

 一方、3Dグラフィックス性能は「3DMark」のTime Spyは1672、Fire Strikeは4447、Wild Lifeは12176となっている。こちらももう少しスコアが高くてもよさそうだ。しかし、画質設定を調整すれば3Dゲームをプレイできるパフォーマンスは備えていると言える。

「3DMark」のTime Spyは1672

Fire Strikeは4447

Wild Lifeは12176

SSDらしく高速なストレージ

 ストレージ速度は「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)で3372.22MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)で3023.50MB/sを記録している。PCIe Gen3 x4接続のSSDとしては順当な結果だ。

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3372.22MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は3023.50MB/s

サーモグラフィーカメラで高負荷時の「HUAWEI MateBook X Pro 2021」を撮影してみた。背面だけでなく、右側面からもわずかに排熱が見られた

 「Core i7-1165G7」搭載機として最高クラスの処理能力とは言えないが、それでもクリエイティブアプリを快適に動作させ、3Dゲームもプレイできるパフォーマンスを確認できた。仕事にもエンタメにも対応できるモバイルノートPCと言える。

【次回予告】

 次回はキーボードやウェブカメラなど、ノートPCとしての使い勝手をチェックする。

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