組み合わせで変化するiPad miniの使い方
iPad Proシリーズにも匹敵するパフォーマンスは、本機単独で利用する際のアプリケーションの制約をほとんど受けないことを意味している。iPad Pro向けに開発されたプロフェッショナル向けのツールは、そのままiPad miniでも活用できるはずだ。
小さいけれども、そのサイズによって性能の制約を受けることはない、という理想的なパッケージは応用の幅を大きく広げるだろう。
普段はiPadとMacやWindowsで共通のアプリケーションが存在する(例えばAdobe Creative Cloudなど)場合は、パソコンでの作業をiPad miniを使って継続したり、あるいは出先でデータに修正を加えて、チームの仲間に仕上げを頼むといったことができるだろう。
これだけパワフルであれば、3Dモデルを使って出先でクライアントにプレゼンし、修正をかけつつ確認・承認をもらって確定させるなんてところまでを、システム手帳の上だけで完結させるように使える。
またMacとiPadの距離を近づけようとしてきたここ数年の動きは、iPad miniでも活きてくる。
MacBook Airにプラスして持ち歩いておけば、出先でサブディスプレイとして利用でき、iPadOS 15からは持ち替えなくとも自然に両端末を行き来しながら使うことすらできる。iPadOS 15にはクイックメモをあらゆる場面で呼び出してApple Pencilでメモを添えて文書や画面を残せ、日本語スクラブルも利用可能になるなど手書きの使い方の幅も広がる。
流石にMacBook Air/Proと一緒にiPad Pro/Airを持ち歩きたいとは思わないが、iPad miniならばなかなか良い相棒になるのではないだろうか。
あるいは真逆の考え方だが、iPhoneはSEで満足しているけれど、バッテリもちや大きな画面を考えればiPhoneを上位モデルにアップグレードするよりも、iPad miniを追加した方が幸せかもしれない。
ご存知の通りOSとしての出自が同じiPadとiPhoneの連携の良さは折り紙付きだ。相互を行き来しながらコンテンツを楽しんだり、文書やウェブの閲覧を行える。
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