9月14日(現地時間)に発表された「iPhone 13」シリーズについて、アスキーの執筆陣に想いを聞きました。
今回は、ノマド系テクニカルライターの中山 智氏が買い替えに至らなかった理由を語ります。
iPhone XSからそろそろ買い替えと思うものの……
毎年恒例のiPhone新型モデルが発表されました。個人的にはiPhone XSを使っているので、もう3年もiPhoneを買っていないことになります。今年こそは買い換えかなと考えてはいるんですが、いまひとつ背中の押され具合が足りない・・・・・・。新しくしなければ困ることがあまりなく、現状困ってることは新しくしても解決しないんですよね。
6~7年前のスマートフォンなら、2年使うとバッテリーもへたったり、アプリや画面スクロールなどが遅く感じるなど、日常で使っていて不便なところがでてくるので、新しいモデルが欲しいと思ったものです。ですが、iPhone XSは3年使ってバッテリーの状態こそ最大82%で、やや使用時間は短くなったものの、操作などはまったくストレスなくサクサクと使えています。
もちろん買い替えたいなと思う魅力的なポイントもあります。特にカメラのビデオ撮影機能。ビデオ撮影中のフォーカスを自動で切り替えるシネマティックモードは特におもしろそう。Xperiaシリーズの「Cinema Pro」でも同じような効果はできますが、Cinema Proの場合は手動調整なので、かなり撮影テクが必要です。
というわけで、カメラ回りは気になるところですが、それ以外が……。5Gに期待していたのですが、今回もミリ波には対応せず。前回のiPhone 12シリーズを購入しなかったのも、それが一番の理由で、一応国内キャリアがミリ波のサービスを提供している以上、自分の仕事的には試してみたいし、試さなきゃならない機会もあるので、Sub 6だけというのは物足りない。
それとiPhoneでゲームをしたり、動画を見たりすることも少ないので、iPhone 13 Proシリーズのディスプレー性能向上にも食指が動かず。ちなみに動画を観る場合は、現在メインで使っている「Xperia 1 II」を使っています。
現状iPhoneの役割は、おサイフケータイ機能によるモバイル決済と、Xperia 1 IIのバッテリーが少なくなってきたときの予備といった感じ。それでも2年前まではAndroidではなく、iPhone XSをメインにしていたんですが、コロナ禍でマスクを付けることが多くなり、Face IDではロック解除できないのが不便というか困ったポイントに。
特にiDでの支払いや、Suicaでグリーン券を買うときのアプリログインなどで、その都度マスクを降ろして認証するのが億劫。もしiPhone 13シリーズがTouch IDを搭載してくれれば、困ってることが解決したのですが。
それと充電端子もLightningなのが不便。すでに身の回りのデバイスはほとんどがUSB Type-Cでの充電になっており、現状LightningなのはiPhone XSのみ。もしiPhone 13シリーズがType-Cなら、iPhoneの充電のためだけにLightningケーブルを持ち歩く必要がなくなるので、やはり困ったことが解決するのですが、それもかなわずです。
動画撮影用のカメラと考えて買うのはアリかなとは思うんですが、スマートフォンとして買うとなると悩む。買い替えても同じ困ったことで悩むのかなぁと。もう一押し購入へのポイントが欲しかったなというところです。
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